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インフィニット・ストラトスの世界に生まれて
ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その三
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の理不尽さってやつを嘆いていたのさ」

「世の理不尽さって……ああ、アレのこと?」

俺はISを載せたカートを格納庫にしまう時のことを言いたいのだが、それを理解したシャルルは、あはははと笑い声を上げ、がんばりなよと励ましてくれた。
視線を移せば、一夏以外の篠ノ之箒、セシリア、凰鈴音の三人はどうするのかというと、それぞれが持参した手作りの弁当を手に睨み合い、視線の交わる場所で火花を散らしつつ牽制し合っていた。
女子三人が大事に抱えているものは、一夏への貢ぎ物だ。
とりあえず篠ノ之箒と凰鈴音の弁当は大丈夫だろう。
原作でも一夏は美味しいと褒めていたからな。
問題はセシリアの弁当だろう。
見た目は美味しそうなのに、食べるな危険のステッカーを貼りたくなるほど危険な味らしい。
セシリアは料理を作るのにISのビット兵器を使った挙句、料理を爆発させるくらいだからな。
アニメ版での一夏は、セシリアの手によって差しのべられた卵サンドらしき物体を、一口食べて顔を青くした挙句、汗をだらだらと流しながら食ってた気がする。
それをこんな間近で見れると思うと、なんか胸が熱くなるな。

「そっちのはいいとして、なんでこいつまでここにいるのよ」

凰鈴音が言っているこいつとは俺のことで間違いないだろう。
ロクに話してもいないのに、この嫌われようはなんなんだろうな。

「そういうなよ、鈴。アーサーは転校してきたばかりで……っていうか、シャルルもそうだけど、右も左も解らないだろう」

「一夏がいいならあたしは文句ないけど……でも、何でニヤニヤしてんの? 気持ち悪いわよ、アンタ」

これから始まる展開を想像したら嬉しくなり、どうやらそれが顔に出ていたらしい。

「すまん。セシリアさんの弁当がどんなもんかと気になっていたもんでな」

そう言った俺の言葉に気を良くしたのかセシリアは、

「あら、アーサーさん。そんなにわたくしのお弁当が気になりますの? 見るだけならよろしくてよ」

ってなことを言いながら、膝の上に抱えていたバスケットを開き自慢げに中身を見せてくれた。
うん、確かに見た目は美味しそうに見えるな。
原作一夏の言ったまさに『写真通り』の出来映えだろう。
見本としてならパーフェクトだろ、これ。
携帯電話で写真を撮っておきたいくらいだ。
セシリアの特製弁当の中身を見た一夏の表情は硬くなり、凰鈴音は目を細めている。
凰鈴音は俺の目を見ると何かを訴えかけているようにも見えた。
たぶん言いたいことはこんな感じだろう。

『アンタ、セシリアの料理の味を知ってるなら何とかしなさいよ!』

と、こんな感じだろうか。
だか
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