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インフィニット・ストラトスの世界に生まれて
ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その一
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見慣れて飽きもするだろう。
どのくらいの時間が必要になるかはしらんが。
おっと、こうしてはいられないな。
俺も逃げるとしよう。
授業に遅刻しようものなら織斑先生に教育的可愛がりを受けることになる。

「者ども、出合え出合え!」

後方でそんな声が聞こえる。
俺たちは武家屋敷に押し入った不埒者か? と言いたくなる。
おい、織斑一夏。
とある女子が、お前たちが白昼堂々と二人で手を繋いで廊下を走っている様を見て、さっそく何かを言っているぞ。
まったく、恥ずかしくないのだろうか。
普通の男子高校生はそんなことしないと思うぞ。
たぶん、織斑一夏は気づいているんだろうな。
野性の勘なのか本能なのかは知らんが、シャルル・デュノアが女子であることを。

突然、目の前に現れた女子軍団。
その軍団の中央突破をはかる。
織斑一夏に「頼む」と言われ、なぜか先頭を受け持つことになった。
俺はラッセル車のごとく女子を掻き分け進んでいく。
ようやく俺たちは第二アリーナの更衣室へと辿り着いた。
ドアの前に立つと、圧縮空気の抜けるプシューという音がし、ドアが斜めにスライドして開いていく。
音とともに斜めにドアが開く光景はなかなかにしてSFっぽいな。
そんなことを思いながら俺はドアをくぐり更衣室の中に入る。

「しかし助かったよ。男一人だとつらいからな……」

しみじみと語る織斑一夏。

「女子だけしかいないIS学園の中に男子が一人だけなんて珍獣扱いだろうからな」

俺の言葉にシャルル・デュノアは織斑一夏を見て、

「そうなの?」

と言い意外そうな表情を見せる。

「……ああ」

ため息とも取れるような、そんな織斑一夏の声だった。
表情から察するに、そうとう大変な目に合っていたんだろうな。

「ま、何にしてもこれからよろしくな。俺のことは一夏って呼んでくれ」

「僕のこともシャルルでいいよ」

「俺のことはアーサーでいいから」

俺たちは笑顔で挨拶をかわしあった。

一夏が着替えをはじめ、上半身裸になったのを見たシャルルが「わっ!」とか叫んでいる。
シャルルに構わず俺もとっとと着替える始めると、

「二人とも、あっち向いてて……ね?」

なんてシャルルが言ってくる。

「別に着替えをじろじろ見る気はないが」

と一夏。

「わかった、向こう向いててやるから」

こっちは俺だ。
早く着替えをちまおう。
原作一夏の言うところの鬼教官が待っているからな。
シャルルのことは気にしないでおこう。
アニメ版じゃ数秒ほどで着替えをし
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