暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスの世界に生まれて
ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その一
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あったがために余計に憤り「私は認めん、貴様が貴様があの人の弟であるなど――」と思わず口からでてしまう。
当然、見ず知らずの女子に叩かれた織斑一夏は、最初は訳が解らず「う?」となるだろう。
やがて織斑一夏は冷静さを取り戻し「いきなり何しやがる!」と怒る。
ラウラ・ボーデヴィッヒは織斑一夏と会話するのは御免だと「ふん……」と無視して去っていく。
ちょっと強引かもしれないが、俺が背後関係を知らなければ、こんな想像をしていたかもしれない。

しっかし、一年一組のにばかり転校生を編入させるのはどうなんだろうな。
学園側は、このクラスに面倒を押しつけてでもいるのか? でも、ちょっと前に転校して来たはずの中国代表候補生、織斑一夏のセカンド幼なじみこと凰鈴音は二組に編入されているはずだ。
どうせなら全員このクラスにまとめりゃよかったのに。
織斑一夏の席の周りに全員座らせれば、どんな女子も寄せつけない一夏ハーレムの鉄壁のディフェンスが出来上がったろうに。
どんな理由があるにせよ大好きな織斑一夏のいない二組に編入されるなんて運がなかったな凰鈴音。

俺たちの自己紹介が終わると授業が始まる。
教室の空気はさっきよりも重くなっていた。
織斑一夏は憮然とした表情をしているようにみえる。
訳も解らず女子に叩かれれば、俺でもそうなるだろう。
なかなか動き出さない生徒たちに織斑先生は咳払いをした後、パンパンと手を叩く。
早く授業の準備をしろということだろう。
今日の授業は二組と合同でISの戦闘訓練らしいが、男子は教室から第二アリーナの更衣室に移動することになる。
織斑先生がそう言っていたからな。
俺たちを案内するように言われた織斑一夏は、挨拶もそこそこに教室から急いで出ろと言い出した。
クラスの女子が教室で着替え始めるらしい。
女子はここで着替えず、アリーナの更衣室を使えばいいんじゃないかと考えていると、織斑一夏はシャルル・デュノアの手を取り教室を出ていった。
俺も二人についていくことにする。
シャルル・デュノアが女子だと知っている俺だからこそ違和感を感じないが、周りの人間は男子高校生が手に手を取って走る姿に異様さを感じないのだろうか。
俺が織斑一夏に手を握れたら、ごめんなさいと丁寧にお断りしただろう。
なんてことを考えながら廊下を走り、俺たちは階段を降りて一階へ。
階段を降り一階の廊下を走っていると、クラス以外の女子たちと鉢合わせになる。

「あ、転校生発見!」

「織斑くんも、一緒だ!」

人気者だな織斑一夏。
授業がなければいっそのこと捕まったほうがいいんじゃないか? と思ってしまう。
しばらくすれば
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