第十八章
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アリーは叫び声をあげた。口から緑の液を吐き出す。
「どうやらそれが貴様にとって血と呼べるものらしいな」
刀を持つ手から次第に実体化してきた。本郷が現われた。
「その量から見ると致命傷だな。これで勝負ありか」
役もすがたを現わした。二人共浮かび上がってくるとうに現われた。
「ま、まさか姿を消せる術を知っていたとは・・・・・・」
刀が抜かれる。傷口から溢れ出てくる血を手で止めながら呻くように言った。
「違うな。俺達は姿を消してはいない」
本郷は間合いを離して言った。刀の血を紙で拭いている。
「そう、私達は姿を消す術はまだ覚えてはいない」
役が炎の剣を消して言った。
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