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BlackLagoon~Twilight which falls~
Crazy twins
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。聞いた色男?こいつってば万年生理不順なのよぉ」
「おうエダ。表出ろ。いいから表出ろ」
「いきんなよ二挺拳銃。喧嘩しに来たんじゃねぇよ、いい話があんのよぉ。金になる話」
「…人狩りの話だろ?」
「レヴィと丁度その話をしてたところだ。だけどこいつらは仕事があるらしくてな」
今まで黙って様子を見ていたバオがそう言うと、金の話を持ってきたエダは面白くなさそうに顔を顰める。
「仕事だぁ?あんた人狩り狩れば五万だよ五万?この額よりも仕事の方が美味しいってのかい?」
エダの言葉に俺とレヴィは互いに顔を見合わせ同時に口を開いた。
「「十万」」
そう、内容は酷く不穏な匂いがするが、俺達ラグーン商会はバラライカから出されたこの額にまんまと釣られてしまった。リーダーであるダッチには何か考えがあるかもしれないが、特に今回yellowflagを壊した請求額が溜まっている俺とレヴィは簡単に食いついてしまった。
情けない話だが現実金がなければ生きていけない。仕方のない話なんだ…。
「十万!?私にも少しはよこしな」
「はぁ?ふざけた事言ってんじゃねぇよ」
「ったく…羨ましい限りだよ。まぁ折角話に来たんだから良い情報教えてやるよ。既に気の早えのはもう動いてるよ。マフィアは当然としてフリーの殺し屋も集まってる。聞いたところじゃユン兄弟、ビッグワンエミリオ、ロミーKCが街に入ったってよ」
「凄えな。殺し屋の見本市だ」
「他の連中もだ。グリントゥース、ジョニーの野郎なんて傑作だぜ。うちに象撃ち用のライフルを注文しにきやがった。何考えてんだがな」
象撃ちライフルって…おいおい。一体何と戦うつもりだ。相手は人間だぞ?
…だけど話を聞くだけでも相手は相当の手練だと分かる。何せバラライカさんが動いていると言うのにまだ捕まらないのだから。この小さい街で…。
それにしも今名前が上がった人達とは早取り合戦になるっていう事か。これは何時も通り平穏に終わることはないだろうな。
「恐竜とでも思ってんじゃねぇの?あんなんで人撃ったらなくなっちまうよ」
「まぁあの馬鹿は置いておいて、ぼやぼやしてっと持ってかれるぜ、せいぜい仕事の方頑張るこったな」
エダは最後にそう言った後に腰を上げ、yellowflagを出て行った。
エダがyellowflagを出たあと、重い空気が俺達を包んだ。今回の話、先程も思ったが相当きつい仕事になる。何せバラライカさんの依頼でもあり、他の殺し屋も動いているのだから。此処で失敗なんて言う言葉は許されない。
…まずは情報だ。俺に出来る事は…それぐらいしかない。
「レヴィ、そろそろ行こう。エダの言うとおりぼやぼやしてられない」
「…っ
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