魔法先生ネギま!
0420話
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君の父を奪った誰か。C、君の村を焼き、君の人生を根本から変えてしまった何者か。Aは現在、Bは未来、Cは過去。本当のところ、君はAに興味などなくBしか見えていない……と思わせておいて本当の本当。君の中にある根源はCだ。Cに囚われ、Cにのみ突き動かされ君は未来へと突き進む」
「っ!?」
ゲーデルの言葉に思うところがあったのだろう。反射的に息を呑むネギ。
「その為に、復讐をなすべき為にこそ闇の魔法を習得したのでしょう? それは正当な権利なのですから恥じる必要はないですよ。私はそんな君の魂のあり方に共感を覚える愚か者なのですから」
「……村の事を、何か知ってるんですか?」
「さて、どうでしょうね。ですがもっと詳しい話を聞きたいと、復讐の相手を知りたいと言うのなら私と手を組む事です。そうすれば先程も言ったように世界の半分を差し上げますよ?」
「っ!?」
ゲーデルがそう告げた直後。ネギが何らかの行動を起こそうとしたそのほんの一瞬前。俺達のいた場所へと何かが放り込まれて周囲を煙幕で覆い隠す。
「ネギ、退くぞっ!」
「え? でも!」
ちっ、ゲーデルの言葉に囚われてるか。なら気絶させてでも……
「アクセルさん、ネギ先生は私が!」
煙に紛れて聞こえてきた声は桜咲のものだった。
「分かった。任せたぞ」
桜咲の言葉に頷き、ついでとばかりに空間倉庫からスタングレネードを数発取り出してその場に放り、同時に俺は影のゲートへと沈む。
「うわあああああああ!」
「きゃあああああ!」
「ちょっ、目、目が見えない!」
「何が起こった!?」
スタングレネードにより巻き起こった混乱の声を聞きながら何とか撤退に成功するのだった。
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