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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-47隠されるもの、守るもの
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ぬわけにはいきません」
「……そうね。……来たら、いけなかったのかな」
「……」
少女がぽつぽつと呟くのに、返す言葉を失ってミネアが黙り込み、代わってブライが口を開く。
「……あの夢が、ただの夢では無かったことは、もはや明らかなことじゃて。誰かを呼べば、このようなことも起こり得ると。それがわかった上で呼びかけたのは、あの娘じゃ。わかった上で、それでも呼ばずにはおれぬほど、事態は切迫しておるのじゃろう。あの娘はあの娘の、この戦士はこの戦士の、我らは我らの。それぞれの信念に、従ったまでのこと。相容れぬ者同士であれば、このようなことも、時にはあるものじゃ。誰が悪いということでは無いのじゃよ」
「……そう。……そう、ね。……でも……悲しい、ね」
「ユウちゃん……」
「ユウ殿……」
トルネコが歩み寄って少女を抱き締め、ライアンも気遣うように近くに佇み、少女を見つめる。
「……ごめんね。大丈夫。わたしたちは、ロザリーさんに会いにきたんだから。行かないと、戦ったのも、無駄になっちゃうね。行こう」
少女は前に向き直り、ロザリーが待つと思われる部屋に続く扉へと進む。
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