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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第35話 なのはVSバルトマン
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家に入ったバルトは気兼ね無く向かい入れられた。

(どうも不用心過ぎる気がする………まあもし何かあっても簡単に撃退しそうだがな………)

早速「夕飯の残りでごめんなさいね」とバルトの食事を用意してくれた。

「………美味い!」
「ありがとうございます!」

桃子は嬉しそうに先程までしていた洗い物の続きを始めた。

「バルトさん、飲むかい?」
「頂こう」

士郎さんにお酌をしてもらい注いで貰ったビールを飲み干した。

「おお!相変わらず良い飲みっぷりだね!いつも飲んでいるのかい?」
「酒は好きだが隊舎じゃ酒でないんでな、飲むのに許可が必要だから面倒なんだよ………」
「なるほど………それは拷問だね………」
「はやてが考慮してくれてるからまだマシだけどな」

そう言いながら今度は自分でビールを注ぐバルト。

「………で、テレビの前でこっちを見てる夫婦はどちら様?」
「ああ、長男とその彼女さんだよ」

「初めまして、高町恭也だ」
「月村忍です」

ソファーから立ちあがって自己紹介する2人。
女性の方は大和撫子を彷彿とさせるいかにも雅と言った女性で、かなりの美人である。
対して男性の方もイケメンと呼称される様な男性であるが、そこから滲み出る雰囲気は強者と相対するような感覚を覚えた。

(………ってか何であんなに睨んでんだお兄さんよ?)

心の中でそう思いながら受け流すバルト。
そして忍の方を見るとふと、誰かが浮かび上がってきた。


「ん?その顔何処かで………」
「別荘で妹がお世話になりました」
「ああそうだ!!月村すずか!!おお、言われてみると確かに似てる!!全然気がつかなかったぜ!!」
「あの子も大人っぽくなりましたからね」

自分の事のように嬉しそうに話す忍。

「姉妹仲は良さそうだな」
「当然です!」
「そうか」

忍と話せているが相変わらず恭也は睨み続けていた。

(何か感じ悪いな………喧嘩売ってるのか?)

「それでねバルトさん、2人は近々結婚する予定なんだ」
「ほう!!そりゃあめでたい!!!」
「それで今仕事の合間に式のプランを考えているところだ。あまり時間が無いが決めておかないと更に時間がかかりそうなんでね」

何か覚悟を決めたような顔をする恭也に少々疑問を覚えたバルトだが気にしないことにした。

「まあ良かったな2人共」

「はい」
「ああ」

「そう言えばバルトさん?」
「ん?何だ?」
「今回はどうして地球にやって来たんです?」
「………そうだ!!」

洗い物を終えた桃子に質問され、慌てて本来の目的を思い出したバルト。

「しまった………あまりにも心地良いんですっかりのんびりしちまった…
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