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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第35話 なのはVSバルトマン
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……なあ士郎、有栖零治の住んでいる所分かるか?」
「零治君………?」
「ふあっ〜」
「眠そうですねレイ」
「ああ………大学生はレポートとの戦いだからな………本当、パソコンは疲れる」
「すぅ………すぅ………」
「………そしてライが重い」
ソファに座る俺の膝にライが枕代わりに寝ていた。
「ライずるい………私も………!!」
「まあ今回だけは多目に見て上げろ。ライも馴れないオリエンテーションに疲れたのだろう」
ライを退かそうとする優理を夜美が止めた。
ライは今日実習のオリエンテーションだったらしく、それはもうボロボロだったようだ。
ライの進路先の一つ、療法師系の仕事はどうしてもお客さんとのコミュニケーションが必要となってくる。
誰とでも仲良くなれるライにとってそこは問題ないのだが、相手はお客さんなのだ。
先ず慣れ慣れし過ぎる口調を注意され、周りよりも足りない知識を指摘されたようだった。
当然ライも一生懸命勉強しているのだが、それでも足りなかった。
その頑張りを有栖家みんなちゃんと見守っていた。
「どうぞレイ」
「ありがとう星」
お茶を受け取り口をつける。
「はぁ………美味い………」
「ふふっ、ありがとうございます」
「星済まないが………」
「夜美もですね」
「私も〜!!」
「ハイハイ………」
少し呆れながらも嬉しそうにキッチンへ向かう星。
「ん?電話だ」
「夜美お願いします」
「分かった」
そう言って立ち上がった夜美は読みかけの小説を机に置き、受話器のある場所へ向かった。
「もしもし有栖ですが………ああ、桃子さんお久し振りです。………ええ、私もライも元気ですよ。私も寄りたいとは思っているのですが中々………我?あ、ああ!!あの一人称は………」
夜美もすっかり私に慣れ、違和感なく使い慣れているようだった。
………まあ家の中では相変わらず我だが、多少意地があるのだと思う。………主にキャラの濃さとか………可愛らしい限りである。
「そう言えばどうしたんです?こんな時間に電話なんて………えっ、レイ?分かりました代わりますね」
そう言って夜美は受話器を俺の所へ持ってきた。
「何だろう?今度の稽古の件かな?」
「分からんが電話には桃子さんが出てたぞ」
良く分からないが取り敢えず電話に電話に出ることにした。
「もしもし桃子さん?零治ですけど………」
『よう、有栖零治』
「ん………?ってバルトマン!?」
「あぎゃ!!熱っ!?痛っ!?………何地震!?うえぇ〜服がびしょびしょ………」
思わず立ち上がった事でライが転げ落ち、手に持っていたお茶まで溢してしまった
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