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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第35話 なのはVSバルトマン
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うまく着地したバルトマンはゆっくり降りてくるなのはを見ながら小さく呟いた。

「いや、ウォーレンの場合はもっと巧みに攻撃してたか………だけど面倒だな、今日はコイツの相手をするために来た訳じゃねえのに………」

斧を担ぎながらなのはを見てそう呟くバルトマン。

「それに時間をかけすぎたか?これ以上は更に増援が来そうだ………」

既にヴィヴィオの守りに入っているヴィータ、そして今なのはの隣に立ったフェイトがなのはと一緒に下りてくる。

「………貴方は誰ですか?」
「誰だと?嬢ちゃん、俺を知らないのか?」
「貴方に似ている人は知っています。だけど貴方は知らない」
「いや、実は気づいているんだろ?どっちが“本物”か」
「黙りなさい!!」

再びディバインバスターを速射するなのは。
しかしその攻撃はバルトマンを捉える事は無かった。

「俺を見て感じたんだろ?奴と俺の関係を?」


















昼頃………






「はやてちゃん、何………これ………?」
「落ち着いて聞いて欲しいんや。これは前の健康診断の時に神崎君の要望で密かにDNA検査をしたんや。その結果がこれや………」

重々しくはやての言葉は耳に入らず手渡された資料から目が離せない。

「どう言う事………?」
「書かれている通りや。………バルトさんのDNAの80%がバルトマン・ゲーハルトとほぼ同じ。そして残りは………誰だかデータが無いんやけど、おそらく別の誰かや」
「えっ………それって………」
「バルトさんは………フェイトちゃんと同じように………」
「バルトマン・ゲーハルトを元に造られたんとちゃうかな」

そんなはやての言葉に暫く押し黙っていたなのはだったが、ふと小さく笑い始めた。

「なのはちゃん?」
「あはは………何か自分が恥ずかしくなっちゃって。だってバルトさんはバルトさんでしょ?フェイトちゃんもフェイトちゃんの様に。結局似てるってだけでバルトさんがバルトマンって訳じゃないから」
「………まあそうやな。せやけど一度バルトさんに話を聞こうと思っとる」
「うん、私も秘密にされている事がおおいから色々聞きたいんだ」

これがはやてとなのはの会話である。
実際この事実を知っている者はまだはやて、なのは、シャマルの3人である。






















なのはは既に気が付いていた。しかし認められなかった。

目の前の男とバルトが全く同じだと言う物言いに………

「違う!バルトさんと貴方は全然違う!!」
「バルトか…………また懐かしい名前を出しやがって………」
「懐かしい………?」

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