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09ビーストテイマーの少女
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第三十五層迷いの森

一人の少女が3体のモンスターを相手に戦っていた。近くに小さなドラゴンがおりその少女と共に戦っているため少女は、ビーストテイマーであると思われる。少女は、少し前パーティーのメンバーとけんか別れし一人で森を抜けようとしたのだがモンスターに囲まれピンチに陥っている。モンスターの一体が振り上げた棍棒が少女を襲おうとしたとき使い魔のドラゴンが少女をかばい攻撃を食らう。そしてそのままその体を四散させた。そのドラゴンが消えたことにショックを受け泣きじゃくる少女に再び棍棒が降り下ろされるそのときだった突然モンスターの動きが止まりほぼ同時にその体を四散させた。その場所に立っていたのは、黒い服を着た二人の人物だった。
「………すまなかった。君の友達助けられなかった………」
「大丈夫か?」
リュウヤが使い魔のドラゴンを失い泣きじゃくる少女に回復結晶を渡す。しばらくして落ち着いた少女にキリトは、あることを聞く。
「その羽にアイテム名があるか?」
少女は、ドラゴンが残した羽にウインドウを表示させる。そこには、ピナの心とかかれていた。それを見た少女が泣こうとしたときリュウヤが声をかける。
「心が残ってるなら蘇生の方法がある第四十七層の南に思いでの丘って言うダンジョンがある。そこには、使い魔蘇生用のアイテムがある俺たちが取ってきてもいいが主人が行かないと咲かないらしいキリト確かあれ持ってたよな」
それを聞いたあとキリトは、ウインドウを操作し始める。すると少女の目の前にウインドウが表示され色んな装備品の名前が出てくる。
「これでレベル五、六は底上げできるもちろん俺とリュウヤもいくからな」
「ありがとうございますどうしてこんなに親切にしてくれるんですか?」
「キリトの妹に似てるからだ取り敢えず森を抜けよう」
「あ、私シリカって言います」
「キリトだ」
「リュウヤだよろしく」

三人は、森を抜けそのままその層の宿屋風見鶏停でその日の宿をとることになった。途中ロザリアというプレイヤーと少しいざこざがあったが宿屋に無事着いた。そこでオレンジプレイヤーとグリーンプレイヤーの違いを説明したのち部屋で明日に向けての準備を始めた。シリカは、助けてくれたキリトの事が頭から離れず少し話がしたいと思いキリトの部屋を尋ねた。
「zzz」
「熟睡してますね………」
「放っておいたらいいよいつものことだから」
「男の人に見えませんね」
「俺もよく思うんだ」
そんな雑談ののち思いでの丘について話している最中に誰かが聞いていたりと少し慌ただしかったのか気づけばシリカは、既に眠っていた。

夜中
「リュウヤどうやら当たりのようだな」
「だな皆に連絡しておく」
自分たちが止まっている部屋にある二つのベッドのうち一つでシリカが寝ているため残ったベッド
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