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スーパーロボット大戦OG+A
世界と世界
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たちに対して数で押した。まさにゲシュペンスト隊だったが、それはもうゲシュペンスト軍と言ってもいいほどの数だった。連邦はゲシュペンストを開発させてからと言うものの、ゲシュペンストを量産すればいいとおもっていたからな、俺たちは数によって負けた。そしてシャドウミラーはこの世界と決別することに決めた。その時レモンが研究していた時空転移装置を使ってな。そして、ヴィンデルは向かった世界で創りあげた自分の闘争をこちら側へ復讐を考えていたらしいがな。だが一つ問題があったそれがカイゾックと言う異星人だ。

「そろそろか?」
「ええ、アクセル……本当にいいの?」
「ああ、もとより人形なんかに任せられん、人をだませるのは人だけだ」
 俺はこの世界のラミアと同じくあちら側のロンド・ベル隊に潜入を任務についた。
「アクセル……気をつけなさい」
「ふん、もとより死ぬ気はないさ……だが覚悟はしているさ」
 転移をする寸前になって敵が現れた。その時は連邦のゲシュペンスト隊かと思ったが、そこに現れたのは確かにゲシュペンストだった。だが様子が違った。
「腐った連邦の亡霊どもめ!!レモン先に行け。俺が時間を稼ぐ!」
 レモンたちを先に『あちら側』へ行かせて、Wシリーズの量産型数体とゲシュペンストと闘うはずだったがWシリーズが突っこんで行ったら突然ゲシュペンストがWシリーズを巻き込み爆発した。
「何だと!?自爆だと!?」
 俺は驚いた。ゲシュペンストが俺たちに対して自爆をしたことを不審と思ったが答えはすぐに現れた。
「ほーっ、ほっ、ほっ……これは、これは、シャドウミラーの諸君……といっても一人になっていますねー」
 相手はガイゾックの司令官らしきキラー・ザ・ブッチャーだった。
「貴様……ガイゾックだな。何故貴様がここにいる?」
「ええ……あなた方の司令官ヴィンデル殿に言われて手を組みに来たのだが……あと気に入ってもらえましたかガイゾックの新兵器・人間爆弾です」
「何だと?」
 俺は闘争を望む者として、それなりの覚悟、信念、理念、思想を持たぬ者の大量の犠牲者を出すことはよしと思わなかった。それにこいつの話しを聞いて俺は怒りを覚えた、これがな。
「人間はいっぱいいるんだから、少しぐらい使ってもいいだろう?」
 俺は永遠の闘争の中で生きていたかった。それで殺し、殺され恨みを受け入れるつもりであった。だがこいつらの闘いは『人形』以下の下衆、いやそれ以下のクソ野郎だった。そしてこいつらを転移させた。あと俺は転移した。そこで俺はそこで人になった。ラミアお前のようにな。転移した俺は記憶を失い、ロンド・ベルに入ることには成功したが、その部隊はとにかく甘かった。だがその甘さがいいと思った。殺しあい、壊しあい、奪い合う世界を維持しようという理論は間違っているのだと。


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