暁 〜小説投稿サイト〜
異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
第二十一話 最新刊出ましたね。それはいいのですが矛盾が起きて色々変更す
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飛ばす。

「巨人族全員囮とはなかなかやるねぇ。けどそれは俺があいつら相手に時間かけたらだろ?」

「………随分と早いのですね。前線にとびっきりのトラップを用意してんですけど?」

その声が少女のものだと分かり、少し驚くが証は笑って誤魔化す。

「悪いな。全部すっ飛ばしちゃった☆」

「………」

ローブを身にまとう少女は絶句する。その口調にではなく気づかぬ間に出された太刀にだ。

首の皮一枚でピタリと突きつけられた太刀に動揺することなく尚も問う。

「………どうして"龍角をもつ鷲獅子"連盟を助けながら、この女性を護衛できると思ったのですか?」

「まぁ、巨人族は面倒く臭くはあったがそんなにおかしいことか?」

「………構いません。あなたがそれなら。いずれ待た会いますから」

「逃さな………っ!! ―――やられた………」

少女が話し終える瞬間に振り切ったつもりだったがその時にはもういなかった。

(届いてなかったな………)

避けられたことに動揺したがどんな特性かは心眼で理解できた。

「次は逃さないよ」

呟きながら太刀を仕舞う証。その様子を見ながら女性店員は絶句して動けなかった。

「あー、帰る前に服買って良いかな?」

「は?」

「いやさ日帰りと聞いていたので二セットしか持ってきてない………」

「ギフトカードに入れておきなさい!!」

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