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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第166話】
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――バス内――
サービスエリアで食事を終えた俺達は、既にそこを出発し、学園へと向かっていた。
幸いサービスエリア内での問題もなく(時折ナンパされたりして出発時刻が遅れる事もあるとか山田先生が言ってた)、一学年全員がクラス別のバスへと乗車し、現在は談笑中。
俺は食べるのをそこそこにしたため、腹八分の状態だが――。
「ヒルト、学園戻ったらどうするんだ? 部屋で休むのか?」
「ん? 悪いがまだ休めないな。 休みたいが今日はそういう訳にはいかないんでな、これが」
そう、帰ってもまだ俺と美冬と未来の誕生日会がある。
買ってきたプレゼントも部屋に置いてるし、私服に着替えたら美冬と未来の部屋に向かわないといけない。
「ふーん。 何か用事でもあるのか?」
「ん? あぁ、今日は大事な用事があるからな。 約束もしたし」
それだけを言うと、サービスエリア内で購入したスポーツドリンクを飲む。
「皆さーん。 全員乗車してますかー?」
山田先生がバスへと乗車、直ぐ様点呼を取り始める。
当たり前だが誰か一人でも置いていくと責任問題になるからだ。
仮に誰かいない場合は教師陣総出で探すはめに――。
「……どうやら皆さんいらっしゃいますね〜。 そろそろバスが発車しますので席に座ってくださーい」
「「「はーいっ」」」
一様に返事をする生徒一同は、それを合図に自分の席へと座った。
しかし……普通は疲れてる筈なのに皆元気だなと思う。
まあ二日目が実質潰れて体力が有り余ってるのかもしれないが。
そうこうしている内に織斑先生が乗車、その数分後にはサービスエリアを出発――。
出発してから数分後、第二回カラオケ大会が開催されるかと思ったのだが開催されず、代わりに何故か【恋ばな】で盛り上がっていた。
中学時代の想い人がこんなだったーとか、ある一面見て幻滅したーとか。
でも基本的に皆が言うのは想い人は皆がイケメンだとか、面白い人だとか……。
うーん、そりゃ面のいい奴もいっぱいいるが……気のいい奴もいっぱいいるぞ?
何て、言いたいんだがどうしても面を見るのは人の性何だろうな……。
しかし……、やはり性格を加味しなければこの学園の子ってレベル高いなと改めて認識する。
基本的に女子校となると様々な子がいるのだが……もしかして、学園は面も選考基準になってるのだろうか?
そんな下らない事を考えていると――。
「篠ノ之さんは中学時代に誰か憧れた人とかいた?」
「わ、私か? ……いいや、あの頃は剣道一筋だったからな……うむ」
「そうなんだ?
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