魔法先生ネギま!
0419話
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ちを?」
「まーまー。いいからいいから。こんな美少女と一緒に過ごせるんだからオコジョ冥利に尽きるでしょ」
そういう風に言いながら、那波と早乙女はカモを連れて、事情を知らない面々と一緒に移動していく。
「アクセル君はどうするの?」
その背を見送っていた俺へと円が声を掛けてくるが、俺の予定はもう決まっていた。
「さっきも言ったようにマジックアイテムの買い漁りだな。何しろ300万ドラクマ近くも軍資金があるしな」
そもそも俺が魔法世界に来た目的は不老のマジックアイテムを手に入れる事だった。それは意図せずしていきなり入手出来たのだが、どうせならより多くのマジックアイテムを入手しておいた方がいいだろう。
……断じて、レモン達に対する賄賂という訳ではないと言い切らせて貰うが。
いや、純粋に技術班達にしてみればまさに未知の存在である魔法だ。熱狂する程にのめり込むと思うからせめて技術班全員に渡る分くらいのマジックアイテムくらいは入手しておきたいんだよな。……ホワイトスターに戻れるかどうかってのは超が修理してくれたマーカーがどれくらいこの世界の位置をリュケイオスに発信してくれるかに掛かってるんだが。
そもそも既に俺が魔法世界に来てから約2ヶ月。もしかしたら既にマーカーを辿って麻帆良にレモン達がいる可能性も考えられるか。……うん。レモンやマリュー、コーネリア用に使えそうなマジックアイテムを大量に買っておいた方がいいな。
一応修学旅行としての報酬で転移札に関してはかなりの数があるが、あれは使い捨てだからおいそれとは渡せないし。
頭の中でそんな風に考えると、美砂と共にショッピングに向かうという円達と別れて、俺はいつものローブを被って影のゲートで出掛けるのだった。
「いらっしゃい。今日はオスティア祭記念でサービス品がたくさんあるよ。どうだい? ローブの兄ちゃん」
「そこにある杖を5本、腕輪を10個、指輪を20個くれ」
「……本気か? 幾らオスティア祭だからって割引にも限度があるぞ?」
胡乱気にこちらを見る店主の目の前へと空間倉庫からドラクマの詰まった袋を取り出してドサリ、と置く。
「おい、これ……」
「見ての通り本物だ。で、売ってくれるのか?」
「あ、ああ。もちろん。貰う物さえ貰えれば文句は言わないさ」
唖然としながらも杖や腕輪、指輪といった魔法発動体を包んでくれる店主。俺はそれを受け取っては空間倉庫へと収納していく。
「そう言えば、魔法の初心者用の教本とかは売ってないのか?」
「あー、そういうのはここじゃなくて書店だな。大量に買い物をしてくれた上客だ。よければ俺の弟がやってる書店に紹介状を書いてもいいけどどうする?」
「あぁ、頼む」
「よし、ちょっと待っててくれよ
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