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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0419話
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言った話が影響しているのかもしれないが……まぁ、その辺はネギの判断なんだから俺がどうこう言う必要はない。

「脱落者を1人も出さずに帰りましょう。懐かしの麻帆良学園へ!」

 ネギの言葉に、その場にいる皆が決意を露わにする。それはあやか達も同様だ。

「作戦開始は30時間後。上手く行けば明日か明後日には現実世界へと戻っていると思います。……アクセル君もそれでいいんだよね?」
「ああ、もちろん。俺がこの魔法世界で探したかった物は既に手に入れてるからこっちに残る意味というのは殆ど無いな。稼いだ金でマジックアイテムを色々と買い漁っておきたいが、それに関しては30時間もあれば十分だし。……1つ悔いが残るとすれば、召喚魔法の契約をグリとしか結べなかったって所か」
「……アクセル君、あのグリフォンドラゴンの突然変異がいれば十分だと思うよ……」

 呆れたようにそう呟くネギだったが、意外な所から反対意見が出る。

「甘い、甘過ぎだよネギ君。折角ファンタジー世界に来たんだからもっとこう、空想上の生物と召喚契約を結びたいというアクセル君の希望はおかしなものじゃないよ。出来れば美形の男エルフとか、野性的な狼の獣人とか、男臭い中年の……」
「近衛」
「はいな」

 早乙女に最後まで言わせずに、その頭部へとトンカチが襲い掛かる。

「ちょっ、待って待って。せめて最後まで言わせて!」
「しゃらっぷや。えいっ!」

 可愛らしく言ってはいるものの、そのトンカチが振り下ろされる速度はかなりのものであり、一撃で早乙女を鎮めたのだった。
 冷や汗を垂らしつつそんな早乙女を見ていたネギは、取りあえず置いておく事にしたのか他の皆に向かって告げる。

「さっきも言いましたが、作戦開始は30時間後。それまでは各自休憩しておいて下さい」
「ねぇ、ちづ姉。フェイトって?」
「あら、小太郎君から聞いてないの?」
「え? あ、うん。敵がいるっていうのは聞いてるけど詳しい事は殆ど」
「そうなの。……ネギ先生、この際ですので事情を知らない子達に完全なる世界に関係する話をしたいと思うのですがよろしいでしょうか?」
「えーっと……はい、そうですね。敵対する相手に関しては知ってた方がいいでしょうし」
「なら私にも一枚噛ませて貰おうかな」

 ガバリ、とゾンビの如く蘇った早乙女がネギへと覆い被さるようにして復活する。

「うわっ、ハルナさん!?」
「事情説明するにしても、那波さんじゃアクセル君サイドの事しか知らないでしょう? ならネギ君サイドの説明は私に任せて」
「そう、ですね。……確かに。分かりました、まき絵さんを含めた皆への説明は那波さんとハルナさんにお願いします。僕はちょっと用事があるので」
「OK。カモっちもこっちね」
「ん? 何で俺っ
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