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戦国異伝
第百四十一話 姉川の合戦その四
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がしもあの刀の大きさから見てです」
 それでだというのだ。
「間違いありませぬ」
「その真柄か」
「あの男、噂通りです」
 本多は唸る様にして述べた。
「やはり相当な武辺の者です」
「そうじゃな。当家であの男の相手が出来るのは」
「ではそれがしが」
 まず大久保が出ようとする、だが彼は本多が止めた。
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