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八条学園怪異譚
第四十三話 白蛇その五
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歩きながらそのうえでポケットからあるものを出してきた。
 それはウイスキーのボトルだった、それを二人に見せて話すのだ。
「私はこれ持ってきたのよ」
「ああ、ウイスキーですか」
「それなんですね」
「洋酒もいいものよ」
 こう行って笑顔で言うのだった。
「強いしね」
「というかウイスキーってね」
「ちょっと強過ぎない?」
 二人はウイスキーについては首を傾げさせてこう評した。
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