暁 〜小説投稿サイト〜
八条学園怪異譚
第四十三話 白蛇その一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
 愛実も聖花も二十メートルを超えるアナコンダの口を想像して言った。
「それこそ」
「それも何人もね」
「あの旦那だって人間の一人や二人は丸呑みに出来るぜ」
 猫又は右の前足を前に出しつつ二人に話した。
「けれどあの旦那は人とか獣は食わないからな」
「生きたままのは、よね」
「そうよね」
「ちゃんと料理したのを食うんだよ」
 人間の様にだ、そうしているというのだ。
「鶏の唐揚げとか卵焼きとかさ、他は酒のつまみ全般が好きだな」
「けれど食べる量は多いわね」
「そうよね」
「身体が大きいからな」
 本体である十メートルを超える大蛇の姿の話だ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ