第10話:未来は常に予定外!?
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(サンタローズ)
父さんのスパルタ再発!
夜通しオバケ退治を行っていた俺に対し、“今後も冒険を続けるのなら、このくらい出来なければならない!”的な感じで、即日アルカパを出立しました。
もう一泊し、完全に英気を養えると思ってた俺には完全に予定外です。
眠い目を擦りながらサンタローズまでの険しい道(俺ちゃん的に)を歩き帰宅します。
お陰で朝一に出立したのに、辿り着いたのは夕暮れでしたよ!
スドー君は無表情だから疲れてるのかは解らないけど、チロルは元気モリモリで跳ね回ってました。
だってアイツ、夜はちゃんと寝てたんだモン!
俺、アイツの為に寝ないで頑張ってたのに、アイツはちゃんと寝てたんだモン!
しかもビアンカから『はいチロル。これあげるね……貴女にお似合いよ』と言われ、貰ったビアンカのリボン(鬣に結ってる)が気に入った様で、数分おきに俺に手鏡を要求してくる始末……
コイツ……ナルシストじゃん!
だが、戦闘になれば完璧に活躍する! まさに“攻・防・技”の三位一体である!
原作知識を駆使し、出てくるモンスターの特徴(弱点や習性)を即座に看破し、攻撃要員であるチロルに指示を出す。
攻撃を受けそうになっても、頑丈なスドー君が鉄壁の守りを見せてくれるので、俺ちゃん一安心!
そんな訳で心置きなく妖精の村へ出発出来る俺ちゃんだが、その前にやらなければならない事がある。
そう……それは勿論、未来の超イケメンに俺の持ってるゴールドオーブを手渡すことだ。
その際に奴隷生活を回避出来たのか……出来たのなら一応その方法等を聞き、今後の為に備えたいと考える。
だからサンタローズへ帰ってきてからは、毎日の様に教会前で待機してるのだが……
超イケメンが現れない。
ただ待っているのはアホらしいし、子供らしくボールを使いチロル・スドー君と遊びながら出現を待っている。
教会のシスターには“また今日も此処に来やがった”的な顔をされて、正直ウンザリなのだけど……
此処で待つしか方法は無いので、気長に待とうと考えてます。
そう言えば、DQ5二次創作の作品の中に、このシスターが超巨乳美女で主人公とデキちゃう話が在ったなぁ……
所詮は空想だ……
このシスターは地味顔だし、胸もそんなに大きくない。
父さんに気があるみたいだけど、こんな継母は断りたい。
エッチぃハプニングは期待出来そうもないし、期待したくないからね。
「ねぇアルス君……こんな所で遊ぶのも良いけど、もう少し剣術のお稽古をした方が良いんじゃ無い? 聞いたわよ、レヌール城のオバケを退治した時、殆どの敵をビアンカちゃんが倒したんでしょ!? もう少し剣術稽古を頑張って、女の子を守れる男の子にならなくちゃ!」
どうにも何処かへ行かせたいらしく、シスタ
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