ガルナ島 最終決戦
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ず来るという事が・・・」
ザルティは背を向ける。
ナツは右拳に炎を纏わせた。
「そん時は自分と仲間の力を信じる。妖精の尻尾の魔導士の力をな」
それに対し、ザルティは天井に手を向ける。
「うぬぼれは身を滅ぼしますぞ。天井よ、時を加速し朽ちよ」
ボロボロと天井が崩れ始める。
「どいつもこいつもくだらねぇ理由で島を荒らしやがって・・・もうガマンならねぇんだよ!」
そう叫び、ナツは足に炎を纏って跳んだ。
「その荒ぶる炎は、我が『時のアーク』をとらえられますかな」
「アークだかポークだか知らねぇが、この島から出ていけ!」
ゴバァッとナツが右手を振る。
すると炎が広がり、向かってくる無数の水晶玉を炎が包んだ。
「ぬうぅ!いない!」
「そういや俺にも時が操られるんだ」
「は!?」
「未来だ」
ザルティが顔を歪ませる。
「1秒後にお前をぶっ飛ばす!」
そう叫び、右の拳に炎を纏う。
「火竜の鉄拳!」
「きゃああわわあああっ!」
ナツの拳を喰らったザルティは近くの岩に激突した。
「おおーん」
トビーが倒れたと同時に、ぷつりと月の光は途絶えた。
エルザがトビーを斬りつけたのだ。
「やった!月の雫が止まった!」
「てか・・・コイツ1人でやってたんだ・・・」
「おおーん」
どさっと倒れるトビーだが。すぐさまくわっと起き上がる。
「もう遅ェんだよ!解れよっ!」
「!」
その瞬間、カッと強い光の柱が上がった。
「儀式は終わったんだよ!」
『オオオオオオオオオオオオ・・・!』
「そ・・・そんな・・・」
ルーシィが呟く。
「!」
ナツが驚く。
「・・・」
「え・・・」
その場に来たグレイとルーは言葉を失った。
『オオオオオオオオオ・・・!』
雄叫びを上げる、その悪魔。
厄災の悪魔、デリオラが・・・完全復活したのだった。
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