ガルナ島 最終決戦
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くんだった・・・」
「だ、大丈夫!?僕が傷口塞ごうか?」
「いや、大丈夫だ」
ピキピキと氷で傷口を塞ぐ。
すると、徐々にざわざわと辺りがざわついていった。
そして。
オオオオオオオオオオオオオ・・・・・・!
雄叫びが響いた。
「何だ!?この音は!?」
「ひっ!」
「一体何事なの!?」
その雄叫びは遺跡の入り口付近にいるルーシィ達にも届く。
「うるせぇーーーーーー!」
あまりの五月蝿さにナツが耳を塞ぐ。
その声の主は・・・。
「いっ!?」
「来たぁ!」
リオンが師匠ウルを超える為に溶かそうとしていた、絶対氷結の中身。
10年前、イスバン地方を荒らしまわった不死身の悪魔。
厄災の悪魔、デリオラ。
「こ・・・この声・・・忘れようがねぇ・・・」
「えっ!?こ、これ・・・声なのっ!?」
呟くグレイに問うように言うルー。
「デリオラ・・・」
倒れるリオンが、その悪魔の名を呟いた。
「な、何!?今の声・・・!?てか本当に声だった!?」
「ルーシィのお腹の音かも!」
「本気で言ってるとは思えないけどムカツク!」
一方こちらは月の遺跡入り口付近。
「例のデリオラとかいう魔物か?」
「そんな・・・まさか・・・復活しちゃった訳ー!?」
「それはないわ」
慌てるルーシィの言葉を容赦なくティアが斬る。
そしてさらに何かを言おうと口を開いた、その時。
『オオオオオオオオオオオオオ・・・!』
また雄叫びが響いた。
「また・・・」
「ルーシィ何か食べたら」
「アンタこそネズミに食べられちゃえば」
「そんなくだらない会話をしている場合じゃないでしょ」
ティアの意見が御尤もだ。
「デリオラの声はするが月の雫の儀式は続行されている。つまりデリオラの復活はまだ完全ではないという事」
それを確認したエルザは、遺跡の上まで行く階段に向かって走っていった。
「来い!」
「え!?デリオラは下だよ」
「儀式を叩けばまだ阻止できる!急げ!」
「でもティアがいないよ」
ハッピーの思わぬ一言にエルザの動きが止まった。
「何!?」
「ティアはどこに行ったの!?」
「オイラも解らない」
一方その頃、雄叫びを上げるデリオラの前では、ナツとザルティが戦っていた。
「くっそー!もたもたしてらんねぇ!一気にいくぞ!」
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