第7話
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―――――――――ウィシャル達は四大が捕らえられているクルスニクの槍を破壊するためニ・アケリアを後にし、キジル海爆を越え、ハ・ミルに戻ってきた、そこでジュードが
「あ!女の子が!」 それは村長と村の人々に石を投げつけられている一人の少女の姿があった
「うっ…つっ…うぐっ……グスッ」 サッ! ジュードはその少女を庇うようそ村長達の前に立ちはだかった、「なにをするんじゃ!!!」「やめてください!いくら小さい女の子なのにやりすぎです!!!」「黙れ!!!私達がよそ者を入れたから間違いだったんじゃ、さっさとでてけ!!!!」村長は目の色が変わったようにジュード達を追い払った、「君、大丈…あっ、」少女はジュードの問いに答えずその場を後にした 「皆…」はぁ…とミラが大きな溜め息をはいた「君が心配なら見に行くといい」「ありがと!ミラ!」ジュードは少女を後を追いかけた、「んで?俺達はどうすんのよ?」アルヴィンが軽い口調でミラに聞いた「ジュードがあの少女をどうにかしない限りここにいるしかないだろう」「………」「ん?どうしたんだよ、ウィシャル」アルヴィンはウィシャルの肩に腕をのせ聞いてきた
「いや、別に…」
「皆〜!!!!」ジュードが先程の少女を連れてミラ達のもとへ戻ってきた、「紹介するよ、この子はエリーゼ」「あ、あの…よろしく…お願いします……です」「ミラだ」「よぉ!可愛いお姫さん♪俺はアルヴィン」「……ディアックだ…」「ウィシャルだ、よろしくな、エリーゼ」「良かったねぇ〜!!!エリー!!友達たくさん出来たよ〜☆」エリーゼの後ろからぬいぐるみの様な物体が周辺をグルグルし始めた「あ、これはティポ、エリーゼの友達なんだって♪」「よろしくね〜☆」ガブッ!!!「!?」ティポはウィシャルの頭にいきなり噛みついた「フゴッフガッフグッ!!!!!!!!」ウィシャルはティポを離すため引っ張りを繰り返した、場が少し落ち着いた
「よし、準備はいいな」 ジュード達は力強く頷き、次の目的地カラハ・シャールを目指すため、サマンガン海停に向かった
「計画は進んでいるんだろうな」「ええ、勿論ですとも、やつらはサマンガン海停に向かいました」「フッ、そうか」「どうする、仕掛けるか?」「まだいい、まだ奴は全てを知らぬ、まだまだ見させてもらうぞ――――」
見知らぬ場所で会話をする三人、彼らは何者なのだろうか、そして、何を企んでいるのか、それは、まだ分からない……
続く
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