暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第12話
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ありがとうございました」

俊吾は楯無が部屋から出たとき、そう言った。それを聞き、楯無は振り返る。

「お陰で色々と決心がつきました」

「そう……じゃあ、おやすみ」

「お休みなさい」

楯無が部屋から出ていったあと、俊吾の顔は強い決意が目に宿っていた。

やっぱり心のどこかで慢心に似た甘えがあったんだろうな……。けど、楯無さんに言われてそれに気づけた。…………正直、不安しかないし壁に何度も当たるだろうけど、俺は上を目指したい。それにどれだけの障害があろうと、俺は……上に行きたい。

◇   ◆   ◇   ◆

「ふふふ〜ん♪」

女性がコンソールを操作している。操作する指はとても早く、何をしているのか常人にはわからないだろう。いや、常人でなくとも分からない。今何をしているのか分かるのは世界に一人しかいない。

「ん〜、大体これでいいかな〜。むっふふ〜、喜んでくれるかな〜」

女性の前には紅のISが鎮座している。それはどこの国にも登録されていないISのコアが使われている。

「あ、そうだ。忘れるところだった」

カタカタとキーボードを操作してディスプレイに何かが映し出された。そこにはある男が映し出されている。

「大海、俊吾…………私の期待通りなら面白いな〜。まぁ、面白くなかったら消しちゃっていいよね」


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ