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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第12話
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か装備の試運転が主目的なのよ。それで私にも新しい装備が来るんだけど、それが早く結果が欲しいみたいでね。それに、海ってのが好条件だから一緒に行っちゃおうかなって申請出したらOKが出たってわけ」
「……大変ですね、色々と」
「この学校の生徒会長の宿命なのよ、これって」
どこか疲れたように楯無は言った。
「そういえば、俺にも新しい装備とか来るんですかね」
「多分、来ると思うわよ」
う〜ん、どんな装備が来るんだろ……。新しい銃?新パッケージ?それともアタッチメントとかそういう系統?いっそ、新しいプログラムとか?……いや〜、どれが来ても楽しそうだ。今から楽しみだな。
「そういえば、楯無さんの新装備ってどんなのですか?」
「それは機密だから言えないわ。私、ロシアの国家代表だしね」
俊吾は心の中で『ロシアの国家代表だったのか』と思った。アルメルと張り合い、尚且つ知り合いだったみたいなので、国家代表だろうは思ってはいたが、ロシアは予想外だった。
「あと、私は試験運用の時は別行動だから、よろしくね」
一体、何がよろしくなんだろうか……。変な詮索はしないでおこう。
「話ってそれだけですか?それだけなら、別に部屋に来なくても良かったんじゃないんですかね」
「用事はもう一個あるわよ。俊吾君、土曜日って空いてる?」
「土曜日ですか……土曜日は用事入ってますね」
シャルの買い物に付き合う予定が入っていた。楯無さんには悪いけど、先約を優先させてもらおう。
「用事ってシャルロットちゃんと買い物に行くんでしょ?」
「…………」
『何故それを……』という感想よりも『知ってるなら何で質問しやがった!!!』という方が大きかった。
「それで、私も一緒に買い物に行っていい?」
「……いや、それは俺じゃなくてシャルに聞いて下さいよ」
「あら、いつの間にシャル、なんて呼ぶようになったの?」
「学年別トーナメントの次の日ですよ……。ちょっと待っててください。シャルに電話するので」
「あ、あと簪ちゃんもいいかしら?」
「別にいいですけど……良いんですか?」
「うん…………そろそろ時期だと思うし」
「……了解です」
多分、一番の目的が簪と仲直りするためなんだろうな……。まぁ、その為の舞台作りくらいはしますか。それくらいしか出来ないし。
俊吾はシャルロットに電話をかける。
「あ、シャル。ちょっといいか?……土曜日なんだけど、あと二人人数増えても大丈夫か?…………誰って、楯無さんと簪だけど……あ、簪は4組の生徒で日本の代表候補生なんだけど……え、そういうことは聞いてない?……じゃあ、どういう…………あ、問題ないか?……うん、分かった。ありがとう
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