第01話
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代になっていく。
ISが登場し女尊男卑の世になって10年。
時代が代わり安定した矢先に現れ世界に衝撃を与え今までの常識を覆したのが、男でありながらISを使える彼、姫川鳴美ともう一人の少年。
姫川がISを使えることが発覚する切っ掛けとなったのが、そのもう一人の少年なのであまり彼を良く思ってないのだが……まあいい。
織斑一夏(おりむら いちか)。それがもう一人の男性でISを使える少年の名で、彼が世界初のIS男性操縦者で姫川鳴美が二人目となる。
織斑一夏がISを反応させたことにより日本政府は「他にもISを使える男がいるのでは?」と考え、彼と年が近い男子中高生を中心にIS適性検査を実施。結果、検査に引っ掛かったのが中学を卒業し高校入学を待っていた姫川となる訳だ。なので興味の欠片もなかったISの学園に強制入学させらる切っ掛けとなった一夏を逆恨みに近い形で良く思ってない。
IS学園への強制入学が決まり残った春休みを利用し、今まではテレビのニュースでぐらいでしか知らなかったISの専門知識を無理矢理、頭に叩き込み入学初日から行われる授業に挑むも、甘くみてなかった訳でもないのだが見事に撃沈。
授業はISについて中学、早くて小学生から学んできた女子たちを基準とした物のため、ほぼ一夜漬けに近い姫川がついて行くには厳しかった。なお、一夏は何の予習もせずに授業に挑み姫川より酷い状態だった為クラスの担任であり実の姉に教育的指導を受けるはめに。
そんな中、姫川に更なる不幸が。授業中にクラス代表を決める流れとなり、自主推薦問わずの投票が始まったのだが当然ながら自主的に手を上げ立候補する者は居らず推薦となり姫川と一夏が主に男で珍しいからといった理由で推薦させられる結果になった。
が、そんな結果に不服な女子が一人。ブロンドのロングヘアーで巻髪と良いとこ育ちだと思われる上品な口調が特長的な女性、イギリスの代表候補生であるセシリア・オルコットが声を荒あげ待ったをかける。
代表候補生であり入試一位の自分が誰にも推薦されなかったことが不満で、珍しだけといっただけで男がクラス代表になることが反対らしく自ら立候補し、何故か一夏との口論となり決闘という流れになり姫川もそれに巻き込まれ、担任の鶴の一言によって一週間後にクラス代表決定戦をすることになった。
◇
そして、一週間がたちクラウ代表決定戦当日の今現在。先に行われている織斑一夏とセシリア・オルコットの試合が終わるのを控え室で待っている。
姫川の試合相手は勝った方になるのだが、どうもおかしい。織斑一夏の相手は男を見下す今の時代なら珍しくもらい女性でも代表候補生。国家によって決められたIS操縦者だ、弱いわけがない。姫川同様に素人である
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