第140話 10の惑星
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『ここから鎖の少女のボス、チェス目線でいきます。』
黒い光を纏った巨大な球体、『ブラックテンプラネット』はとてつもなく恐ろしい魔力を感じる。俺は『ブラックテンプラネット』に向かって両手を大きく広げた。
チェ「おぉ!こ、これが・・・!『ブラックテンプラネット』。これで、やっと、俺の願いが叶うっ!全宇宙を、支配出来るのだっ!!」
ス「おめでとうございます、ボス。」
スバルが笑顔で手を叩く。俺はスバルの頭を髪の毛がぐしゃぐしゃになるまで撫でた。
チェ「スバル、俺の願いが叶ったのはお前のお陰だ。ありがとう。本当に、ありがとう。」
ス「ボス・・・!」
チェ「だが、ここからが更に大変だ。これを動かす事が出来るのは、10の惑星を操る事が出来るお前にしか出来ない。スバル、やれるか?」
スバルは黒い瞳を星のようにキラキラ輝かせると、
ス「もちろんですっ!ボスの期待に、必ず応えてみせますっ!」
そう言うとスバルは『ブラックテンプラネット』に向き直り、さっきとは違う呪文のようなものを唱え始めた。
ス「我は10の惑星を操る事が出来る選ばれし者、それに応え、我を受け入れたまえっ!!」
すると、さっきまで黒く輝いていた『ブラックテンプラネット』が、銀色に光りだし、なんと10の球体に分裂した。すると10に分裂した小さな『ブラックテンプラネット』は、それぞれ違う色に光りだした。い、いったい、どうなっているんだ・・・!?混乱している俺に、スバルは穏やかに語りかける。
ス「この色は10の惑星の事を示しているんです。オレンジ色は太陽、水色は水星、金色は金星、赤は火星、緑色は木星、茶色は土星、黄色は天王星、銀色は海王星、紫色は冥王星、そして、青は地球を示しているんです。それぞれの色が、10の惑星を支配する力を持っているんです。」
チェ「何とっ!素晴らしい・・・!素晴らしすぎるっ!!」
俺はすっかり興奮していた。
ス「後は俺がこの分裂した『ブラックテンプラネット』をそれぞれ操ればいいだけです。」
チェ「ほぉ〜。では、早速始めてくれ。」
ス「了解です。ボスの為に・・・!」
スバルは分裂した色とりどりの小さな『ブラックテンプラネット』の中央に立つと、さっきとは違う呪文を唱え始めた。
ス「偉大なる魔法よ・・・我に従い、全宇宙を・・・」
ナ「止めろおおぉおぉぉおおぉおおおおおおおおおお
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