魔法先生ネギま!
0418話
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うです。なので残念ですがここでお別れとさせて貰います」
その無表情な顔に、僅かな微笑を浮かべて優雅に頭を下げてから俺の横を通り過ぎ……そして、ふと何かに気がついたかのように振り向いてくる。
「あ、そうそう。せめてこれくらいはいいですよね?」
そう言い、有無を言わさずに近付いてくるとそのままあやかに見せつけるかのように俺の頬へと口付けをし、そのままさっさと控え室を出て行く。
その様子を唖然と見守っていたあやかはリュボースが控え室から消えた所で我に返る。
「きーっ、油断してましたわ! アクセル君も唇にではないとは言っても何で受け入れてるんですか! 避けるなりなんなりして下さいまし!」
「いや、そう言われてもな。ご覧の通り殆ど身動きも出来無い状態でどうしろと」
部屋の入り口付近にいる俺だが、その横にはあやかが立っており同時に後ろには千鶴の姿がある。前からこっちに向かって来たリュボースからの不意打ちをどうしろと。
「ほら、あやか。もうリュボースさんは行ってしまったんだから。今のはお別れのキスみたいなものよ。あまり気にする必要はないでしょう?」
興奮しているあやかを宥める千鶴。苦笑しながらその様子を見ていると、やがてその千鶴が咎めるような眼でこっちを見てくる。
「アクセル君も、ああいう時は注意しないと駄目よ?」
子供に言い聞かせるような口調に多少調子を狂わされながらも一応頷いておく。……一応、俺はお前達よりも年上なんだがな? いや、確かに千鶴は年齢に見合わない包容力が……
「アクセル君? 今何か妙な事を考えなかったかしら?」
「いや、別に何も」
そして第六感とでも言うべきこの鋭さ。……本当に念動力とか持ってるんじゃないだろうな。
その後は千鶴の虹色領域の腕輪を使い、自動回復効果のある橙の領域で10分程回復してから優勝パーティの会場へと向かうのだった。
『アクセル君、優勝おめでとー!』
パーティの会場へと入った俺達を出迎えたのは、そんな声だった。
現在廃都に向かってる者以外のほぼ全てが集まったパーティ会場。ネギや小太郎、あるいは3-A関係者がいるのは当然として、トレジャーハンター4人組がいるのもいいとしよう。色々と世話になったし。だが……
「何でお前がいるんだ?」
色々と山盛りになった料理を貪り喰っているラカンへとそう声を掛ける。
「あん? 別にいいじゃねーか。そもそもこのパーティの資金を出してるのは俺だぜ?」
鶏のモモ肉のように見える料理にかぶりつき、ビールっぽいものを飲み干しながらニヤリと笑みを浮かべるラカン。
「……そうなのか?」
チラリ、と長谷川の方へと視線を向けると不承不承ながら頷く。
「あ
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