魔法先生ネギま!
0418話
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ば殆ど問題にならないだろう。
「それより俺も念の為に控え室で千鶴のアーティファクトを使って回復して貰いたいんだが構わないか?」
「ええ、元々私もそのつもりだったから問題無いわ。じゃあ行きましょうか」
そうして、あやか、千鶴の2人と共に控え室へと向かう。
「あら、お早いお戻りですね」
控え室に入った俺を出迎えたのは、リュボースだった。ここで遭遇するとは予想外……と言う訳でもないのか?
「リュボース、何でここに? てっきり闘技場関係の事で動き回ってるとばかり思ってたんだが」
「はい、その通りです。ですが、マネージャーとしての仕事もきちんとやらないといけませんしね」
「マネージャーとしての仕事?」
「ええ。これをお渡ししないといけませんので」
そう言ってリュボースが視線を向けた場所にはかなり大きいボストンバッグのような物が置かれていた。
「これは?」
「大会優勝の賞金です」
「……普通そういうのは表彰式とかで渡されるんじゃないのか?」
「そういう大会もありますが、ナギ・スプリングフィールド杯はあくまでもオスティア祭の出し物の1つという事になってるらしく、別個に表彰式等はありませんね」
「で、賞金もこうして渡される訳か。……さすがにちょっと予想外だった」
「とにかく、これが賞金となります。私の方は色々とやるべき事があるのでそろそろ失礼してもよろしいでしょうか?」
邪魔をしたらどうなるか分かってるでしょうね、とでも言いたげな視線を送ってくるリュボースに苦笑を浮かべながら頷く。
「ああ、色々と世話になったな。マネージャーの仕事はこれで終了って事でいいのか?」
「そうですね。一応明日はオスティア祭の舞踏会がありますが、別に強制参加ではないので賞金首であるアクセルさん達は参加しない方がいいでしょうし……恐らくこれで終了となります」
「そうか、色々と助かった。また何か機会があればよろしく頼む」
「こちらとしては今回みたいな冒険はあまりしたくないんですが。……アクセル・アルマーさん。この度はキズクモの代表としてナギ・スプリングフィールド杯の優勝という栄誉を勝ち取ってくれた事、非常に嬉しく思います。ありがとうございました。……本来なら大会の優勝者であるアクセルさんと一晩くらいは共に過ごしたい所なのですが……」
そう言い、チラリとあやかと千鶴へと視線を向ける。
そこではリュボースを警戒の眼で見ているあやかに、あらあらと笑みを浮かべている千鶴の姿があった。……まぁ、リュボースはその無表情さが印象に残るが、理知的な美人で仕事の出来る女って感じだしな。……多少身体のボリューム不足ではあるが。いや、この場合はスレンダーとでも表現すべきか。
「ご覧の通り、どうやら私が入り込む隙間は無いよ
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