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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第165話】
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居るなら安心だな。 IS学園の子ってだけで結構ナンパとかされるし――この辺りは女尊男卑になっても変わらないがな、これが。 皆も気を付けろよな?」
「大丈夫ですわよ。 わたくしがその辺りの殿方に靡く女ではありませんわよ。 セシリア・オルコットですから」
そう言いながら髪を手でかきあげ、ふわりとセシリアの金髪が靡く。
「僕も大丈夫だよ。 でも、危ないときはヒルトが助けてね?」
「ん? それは言われなくても助けるさ。 まあ普通は連れが居たらナンパ男も諦めるんだがな」
言って直ぐに笑顔で俺を見るシャル。
頼られるのは嫌いじゃないが、助けなくても代表候補生なら撃退出来そうな気がする……主に言葉だけで。
「私なら心配はいらないぞ。 そんな輩は直ぐに排除するからな」
「そっか。 だがあまり暴力で解決するなよ? 相手が触れようとした時に今朝みたいに腕を捻れば良いんだしさ」
「そ、そうだな。 今朝はすまなかった、ヒルト……」
「気にするな。 ……まぁガチでやりあうと負けるってのがわかったがな」
申し訳なさそうに言うラウラに、笑顔で応えると今度は――。
「……お兄ちゃん、私の事も守ってよね? 妹の貞操も守ってくれないと」
「……てか美冬は俺より強いじゃねぇか。 ……まあ、美冬を強姦しようとする輩は皆地獄を見せるつもりだがな」
そう言い頭を撫でると気持ち良さそうに瞼を閉じる美冬。
ご飯を食べ終えた俺達は、この後も談笑を続けた……。
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