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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第165話】
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いか、俺?」

「「「「うん」」」」


 場にいた俺、美冬、シャル、ラウラと一様に息があったように頷く。

 それを聞いてがっくりと肩を落とす一夏――。


「お、お待たせしました。 ……織斑さん、どうかなさいましたの?」

「ん。 大丈夫だぞ? 一夏ならバカな発言した結果だから気にせずに」

「……そうですわね」


 戻ってきたセシリアは、直ぐに俺の隣へと座る。

 唇がキラキラと輝いて見える……多分リップグロスを塗り直したのだろう。

 良いリップグロスを使ってるせいか、余計キラキラと見えた。

 そんな俺の視線に気付き、セシリアは頬を染めながら――。


「ひ、ヒルトさん? どうかなさいましたの? そ、その……わたくしの顔に何かついてますの……?」


「ん? 何も付いてないぞ?」

「そ、そうですか。 で、ではあまりじっくり見ないでくださいな……。 は、恥ずかしいので……」


 もじもじしながら視線を逸らすセシリアを、可愛いなと思っていると向かい側からジトーっとした視線を感じ、見ると明らかに不機嫌なシャルorラウラの視線が――。


「ヒルト、セシリアの顔ジーっと見すぎ。 そんなに見つめるのはマナー違反だよ?」

「ヒルト、見るなら私だけを見ろ。 わ、私だってリップグロスぐらい……。 ……もってなかった……」


 シャルからはマナー違反と言われ、ラウラには私だけを見ろと言われた。

 そんなラウラは、自分の鞄をがさがさと漁るが何も出ず、しょんぼりとし始めた。


「化粧品ならナチュラルメイクまでにした方が良いぞ? ラウラは元が良いんだし、下手に化粧し過ぎるよりは軽くする方が似合うと思うが……。 美冬はどう思う?」

「お兄ちゃんと同意見かな? 背伸びして化粧したがる子も増えたけどあまり濃くすると肌年齢下げちゃうからね。 皆モチモチ白肌何だし」

「何言ってるんだよ、美冬もモチモチじゃねぇか」


 言うと、美冬は顔を赤く染め上げた――この場で触らないが、たまに頬を触ったりするので。



「まあ何にしてもさ、何か服を買うとか化粧品を選ぶなら美冬や未来、セシリアにシャルと相談してみなよ。 男の俺には化粧品は解らんが、服ぐらいなら一応見立てられるし」

「う、うむ。 ……その時は、よろしく頼む……」


 そう言ってラウラも恥ずかしいのか顔を赤く染めた。


「……そういや、未来見掛けないな」

「みぃちゃんなら確か布仏さんや鷹月さん達と食べるって――ほら、あそこに」


 そう指差す先には談笑する未来達の姿が見えた。

 たまに顔を赤くするのは何か言われたからだろうか?


「……まあ何にしても
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