第十六話「強き兵士」
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ぎるのだ。
優しすぎる性格から、同期には"兵士に向いていない"とよく言われていた。
そんなユニが、自ら望んで殺傷力の高い武器を持っている。
ソレンスにとって、それは複雑な心境だった。
兵士にならなければ……この子は…………
「心配しないで、ソレンス。これは私が望んだこと」
「クレアさんにもらったこの力で……私は誰でもいいから……助けたい」
ユニは、優しさを保ったまま強さも選んだ。
オルテガは、恐怖に打ち勝って戦場に来た。
俺も……………強くならないとな…………………
ーーー【"エリア48" 時計台通り】
グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ グシャッ
肉を食いちぎる、不快な音。人間の筋肉が千切れる、耳障りな音。
「ぎいあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ひいぃぃ!た、助け……………」
「あがぁぁぁ……うぎっ…………」
バラバラに潰した兵士の四肢を喰らいながら、"マンティコア"は口を開く。
「アアァ…………ハラ………ヘッタナァ……………」
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