第138話 3つの炎
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あの時リョウを気絶させた・・・!
ナ「ぶはぁっ!」
マ「ぷはっ!」
ハ「ぷはぁっ!」
フ「ぶはっ!」
私は水面に顔を出す。が、
ナ「うぉあっ!」
マ「あぶっ!」
ハ「うあっ!」
フ「あふっ!」
水の泡が動いて覆い被さるように私達の顔を包み込んだ。
マリ「無駄よ。私の水封泡からは、誰かの手を借りなければ絶対に逃れる事なんか出来ないんだから。この勝負、私の勝ちのようね。」
マリンは勝ち誇ったように笑みを浮かべる。や、やばい・・息が・・・慌てて口を手で塞ぐ。ど、どうしよう・・・このままじゃ・・・・そう思ったその時、ナツが私の肩を?んでグイッと後ろに押しやった。ハッピーとフレイも後ろに押しやられる。いったい、何をするつもり?すると、ナツは両手に炎を纏った。って、えぇっ!?ここ、水の中だよねぇっ!?マリンも開いた口が塞がらない。
ナ「ふぃひへふぉ、ふぃあいへほふぉほおふぉあふぁふぇへ・・・ふぁびゅうほ・・・ふぉふへんッ!!」
ババッバシャァァァァァン!!と水の泡が雫となって弾け飛ぶ。
マ「ひょわぁっ!」
ハ「うわぁっ!」
フ「ふおっ!」
マリ「なっ!?」
ナツが水の泡を爆散させた。私とハッピーとフレイは、似たような声を上げて地面に放り出される。だ、脱出、成功・・・
マリ「す、水封泡を、爆散させたうえに、み、水の中で、炎を・・・何て魔力・・・・」
マリンは口元に手を当てて、未だに驚いていた。そりゃそっか。ナツはニィっと歯を見せてマリンに笑うと、
ナ「言っただろ?炎を舐めんじゃねぇぞって。」
マ「訂正すると、ナツの炎を舐めない方がいいね☆」
フ「だな。俺の炎じゃ、あんな事は出来ねぇや。」
ハ「あい。流石ナツです。」
私達は立ち上がり、再びマリンに向き直ると、
マ「だから、まだ勝負は終わらないって事だよ。バーン、ありがとう。ゆっくり休んでね。」
バーンは魔法陣を通って住処に帰って行った。私は常にショーパンのポケットに入れて持ち歩いている火炎石を取り出す。私の体を赤い光が包み込んで、両手に炎を纏う。
ナ「今度は俺達からだ。」
フ「炎を甘く見たのを、後悔しやがれ。」
マ「いっくよぉ〜〜〜っ!」
3つの炎を纏った私達は同時に地を蹴り駆け出した。
ナ「火竜の・・・鉤爪ッ!!」
マ「不死鳥の・・・火の玉ッ!!」
フ「火炎砲ッ!!」
マリ「水壁!」
マリンは水の壁で私達の攻撃を防ぐ。が、
ナ「おらあぁぁあぁあぁぁああああああああああああああああああああああああああああ
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