魔法先生ネギま!
0417話
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外の迎撃手段を……待て。雷の魔槍だと? つまりは雷で出来た存在。そんな存在を俺は見たことが無かったか? そう、魔神として暴走しているあの時に。
瞬時にその考えへと思い至ると、右手のプラズマ炎はそのままに喉へと魔力を集中していく。
「行くよ、アクセル君! はあぁぁぁぁあっ!」
そう叫び、持っていた雷の魔槍を振りかぶり……投げる。同時に俺もまた、喉へと溜め込んだ魔力を吐き出す。
「があああああぁぁぁぁぁっ!」
完全石化光線。文字通りにあらゆるモノを石化するという俺の奥の手とも言える技だ。ただしその効果は本当の意味で完全石化であり、現在ではそれを解除することが出来る者はいない。その為、殺し合いならまだしも拳闘大会というスポーツで使う事は躊躇われる技。だが……放つ相手が人でないのなら何の問題も無い!
俺の口から放たれたその光線はネギが放った雷の魔槍を迎え撃ち、その穂先から刀身とも呼べる部位を石化させ、鳥の翼のようになっている鍔の部分を石化させ、柄の部分を石化させ、最終的には雷の魔槍の全てを石化させる。
当然、石化させたとしても俺へと向かってくる槍はそのままだ。しかし、石化したという事は既に魔力を失ったただの石の槍と化しているのだ。通常の人間ならこれ程の質量を持った石の槍をぶつけられれば命に関わる怪我をするだろう。だが、それはあくまでも普通の人間の場合であって、俺は既にその人間を超越して物理攻撃を無効化するという性質を持つ混沌精霊へと至っているのだ。即ち……
轟、という音を立てながら10mを越す石の槍は俺を貫いていく。だが、その槍が過ぎ去った後には無傷と言ってもいい俺の姿が残っていた。
「……え?」
巨大な石の槍が闘技場の壁へと命中し、盛大な破壊音を立てて砕け散る。
そんな音を背に、俺の視線の先にいるのは、自分の切り札を無効化されて数秒ではあるが思考を停止させたネギ。
その一瞬の隙に俺は右手の炎へとさらに魔力を流し込み、炎へと精製し、凝縮し、圧縮する。そして完成するのは俺の魔力の結晶とも言えるプラズマ炎だ。
「っ!?」
その瞬間。ほんの一瞬の思考の空白から復帰したネギが、俺の右手にある存在の危険性を察知する。
闇の魔法に慣れている為か、一瞬にして再び闇の魔法を使い雷天大壮状態になったネギが雷速瞬動を使って俺と距離を取ろうとするが……遅いっ!
念動力を使い、ネギの動きを固定して距離を詰め……その鳩尾へとプラズマ炎を叩き付ける!
キュゴッという音を立てつつ、俺の魔力を使って作りあげた炎のドームがネギを包み込み、その中でプラズマ炎が解放された。
炎のドームで包み込まれているにも関わらず、闘技場の内の温度が数度程一気に上がる。
そのドームの中で灼熱と言ってもまだ低い温度のプラズ
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