暁 〜小説投稿サイト〜
吉良の奇妙な生活
第一部「吉良吉影は眠れない」
第二話「スタンド使い」
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って言うんだよぉ〜。」

いや、登校中に私に喧嘩をふっかけているよ。君は…。

「…。はぁ…。さっさと言え。」

「ぇ?いいのぉ?」

「ぁぁ…。早くしろ。私の気が変わらないうちにな。」

今すぐにでもお前から解放されたい。それで解放されるなら私は決行する。平穏な生活さえできればそれでいい。

「そのスタンド使いの件なんだけどよぉ〜。どうやら増やしている奴がこの杜王町に潜んでいるらしいぜ。」

「…。増やす?どうやってだ?」

「へ?お前知らんの?てかお前もそうじゃないのぉ〜?」

私がそうだって?何がだ?心当たりは何一つない。生まれついてできたものだと思うが…。一応だ。念のため聞いておくとしよう。

「何がだ?さっさと説明しろ。」

「ぇ?おぅ。んと、詳しくは俺も知らねぇ。
ただ、そのスタンド使いを増やしている奴は弓と矢を使っていたそうだ。」

「弓と矢…。つまりそれを回収すれば増えなくて済むということか。」

「まぁそういうことよぉ〜。んで、お前さん、本当にやる気なのか?」

さっきまでふざけた口調で話を進める有伍は打って変わって、ドスの効いた声で私に問う。

「なんだ?まだ何かあるのか?」

「それがな…今、お前さんは弓と矢を回収とかなんとか言ってたけどよぉ〜。それがな…つい最近破壊されて発見されたんだとよ。それでもまだ増えている一方…もしかしたら関連なんてないかもしれねぇな。」

「何!?破壊…だと?」

確かにそれはおかしい。不自然すぎる。弓と矢が疑問視されている中、破壊され、それでもまだ増え続ける。明らかにその弓と矢に何かがあるように見えなくもない。

「有伍、他に何かあるのか?」

「ぉーおー。やっと話を聞くようになったかぁー。そうかそうかぁ〜。」

「うるさい。早く言え。」

「そう急かすなってw」

私はふざけた態度を取る有伍に向けて、スタンドを発現させる。
いい加減つまらない戯言は聞き飽きたところだ。そろそろうっとおしくなってきた。

「おいおい、マジかよ。な、なぁ?落ち着こう?落ち着こうかぁ〜。」

「君は私をイラつかせるのが得意のようだな。まぁ、いざとなれば、私は君を始末するが?」

「な、なぁ?落ち着こう?そんな物騒な事いわずにさぁ〜。」

とても気分が悪い。気が変わった。やはりこのバカの相手をするというのがアホらしい。こんなマヌケに構っていられるか。

「フンッ…まぁいい。私一人でも見つけ出し、木っ端微塵に吹き飛ばしてやる。」

「おぃおぃ…そんな怒るなって!」

「うるさい、お前はもう用済みだ。消えろ。消えないなら私が君を消す。」

有伍は観念したのか、私に背を向け、しょんぼりと帰っていく。私を友人とし
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