第一部「吉良吉影は眠れない」
第二話「スタンド使い」
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第二話「スタンド使い」
私は今、新入生として、1年B組に所属することになった。そして今、私は席に着いている。周りのバカ共は相変わらず騒ぐばかり…イライラする。ここには誰一人として私のように大人しくしてられないのか?
「…。」
今すぐにでも爆殺したいところだが、いけない。そうなれば私は殺人罪に問われ、永遠に私の求める平穏な生活は訪れなくなる。このキラークイーンを持ってしても他の奴らが束になれば、私はなすすべもなくやられてしまいかねない。一対一の対人戦ならばなんとかなりそうだが…。とにかく私はリスクの少ない方を選択するつもりだ。危ない橋を渡るほど命知らずではない。それが私だ。
「おーい。吉影ー。」
やかましい奴が来た。先ほど私が許した柄の悪い不良生徒。虹村…有伍と言ったか?彼もどうやら私と同じような能力を使うらしい。スタンドと言ったかな?まぁ彼との戦闘を通して、私は、「失せろ」と言ったはずだが…何故か、私につきまとうようになった。
「なんだ、ユウゴ?だったか?それともユーレイ君だったかな?」
「おいおい、そりゃーないだろー。俺の名は有伍だ!ユーレイとかそんな変な名前じゃ…」
「知っている。わかったから黙ってくれ。目障りだ。」
「お前、またバカ呼ばわりしたな!?」
何を言っているのかわからない。こいつは一体なんなのだ。どうして私に関わろうとする?私はただ目立たず、平穏な日常を過ごしたいだけだ。友人?そんなものはいらない。私には亀一郎がいる。他には何もいらない。
「いいから黙ってろ。なら今すぐにでもこのスイッチを押すぞ?」
「お前、そりゃーねぇだろうがよぉ〜。少しくらい、俺の話に乗ってくれよぉ〜。乗ってくれればいいんだよぉ〜。」
しつこい。今すぐにも吹き飛ばしてやりたい。こんな面倒な奴の相手なんてごめんだ。しかし、殺人をしては私に平穏は訪れなくなる。どうする?このまま流すか?いや、こいつに限ってはしつこすぎて私の身が持たない。
「いいだろう。ただし、一言だけだ。早く言え。」
「ぇー。そんなあんまりな。もうちょっと話聞いてくれよ。」
「うるさい。一言終わったぞ。さぁ、さっさとあっちへ行け。しっし。」
私は追い払うように、有伍を退ける。しかし彼も強情だ…。私にすがりつこうとする。とても嫌な気分だ。
「いやー、だからよぉ〜?話聞いてくれよぉ〜。そんなこと言わずにさぁ〜。」
「ふざけるな?私を舐めているのか!?やめろ?近寄るな?」
近寄る有伍に対し、私は後ずさってしまう。みっともない。しかも、私に後はない。なぜなら、私が窓際の席だからだ。外の眺めは最高だ。だがしかし・・・私がこんな面倒ごとに関わることになるなんて…。
「やめろ?貴様?本当にスイッチを
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