永遠の魔法
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イは、震える声で呟いた。
「し・・・死んだ・・・」
そう呟くグレイを、信じられない、と言いたげな目で見るリオン。
だが、グレイの目から流れる涙を見て、ようやく声が出た。
「うそ・・・だ・・・うそだぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
そして、グレイの胸倉をつかむ。
「俺の夢はどうなる!?ウルを超える夢はどうなるんだーっ!えぇ!?」
「ごめん・・・」
「くそっ・・・くそぉっ!」
リオンの目からも涙が流れる。
「お前さえ・・・お前さえデリオラに挑まなければ・・・!お前のせいだ!グレイ!」
そして。
「お前がウルを殺したんだ!」
大きな氷の割れる音が響き、グレイが姿を現した。
「ナツ、ルー・・・コイツとのケジメは俺につけさせてくれ」
「!テメェ!一回負けてんじゃねーか!」
「そうだよっ!それにそんなに怪我してるのに・・・」
「次はねぇからよ。これで決着だ」
グレイの気迫に、2人は黙り込む。
「大した自信だな」
表情を変えず、リオンが呟く。
「10年前・・・ウルが『死んだ』のは俺のせいだ。だが、仲間を傷つけ・・・村を傷つけ、あの氷を溶かそうとするお前だけは許さねぇ」
グレイはゆっくりと語り・・・体の前で両腕をクロスさせた。
「共に『罰』を受けるんだ、リオン」
それを見たリオンは目を見開く。
「そ・・・その構えはっ!?」
「「?」」
何も知らないナツとルーは、首を傾げていた。
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