第29話 「舞踏会という名の物産展」
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
、響きあっていた。
近くで待機していたMS開発局の人間が、放送が終了した事を伝える。
それと同時に、
「下りて来い」
「おう、やってやろうではないか」
と言い合う声も聞こえてくる。
「お疲れ様でしたー」
お気楽な開発局員の声。
局員の差し出すコーヒーを受け取りつつ、宰相閣下は人選を誤ったのではないか、と問う。
「いや〜案外、面白がっているかもしれませんよ」
「そういう物か?」
「綺麗な試合をさせるだけならば、最初からMS部隊の人間にやらせるでしょう。人選は宰相閣下が、ご自身で選ばれましたからね」
「こうなる事も織り込み済みか」
「でしょうね」
罵りあう二人を見ながら、この話に乗ったのは失敗だったかと少し後悔した。
頭を抱えたい気分だ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ