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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-46洞窟に眠る宝
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覚めが悪いからな」
「己れの分を弁えず無茶をするならば、命を落としたとて我らには関わりないことでしょう」
「うう……なんだか良心が咎めます……」
「こればかりは、止むを得ぬでしょう。譲れる類いのことでも有りますまい」
「うん。世界を救うのに、必要なんだものね。……船で、洞窟に入るのね」
一行の大きな船でも余裕を持って入れるほどの、大きな海の洞窟に侵入する。
早速向かってくる魔物を、アリーナが嬉々として迎え撃つ。
「なかなか、強そうな魔物だな!あの戦士では苦労するのも、無理は無い!」
「この分であれば、彼が洞窟の奥に辿り着ける見込みはありませんな。遠慮は無用です」
炎の爪で海獣の魔物を引き裂きつつ吹き飛ばすアリーナにライアンも続き、巨大な仮面のような魔物を斬り伏せる。
仮面の魔物は斬られる直前に断末魔のような叫びを上げ、新たに仮面の魔物が集まってくる。
「む。新手か」
「増えるのか!退屈しないな!」
「ちんたらやってても仕方ねえだろ。まだ入り口だってのによ。吹っ飛ばすから退いてろ」
マーニャの促しに応じて前衛のふたりが下がり、適度に引き付けたところでマーニャがベギラゴンを放つ。
新たに仲間を呼び寄せる間も無く、仮面の魔物は一網打尽に焼き払われた。
「おし。今のうち、行こうぜ」
「まあ、先は長いからな」
「魔法とは、やはり便利なものだな」
「さあさあ!お宝のにおいは、あっちよ!行きましょう!」
宝のにおいに向けてトルネコが船を動かし、宝箱を見付ける都度に仲間たちが船から降りて、中身を回収する。
「小さなメダルばっかりねえ。まあ、悪くはないのだけれど。」
「まだ、においはするのですか?」
「この階には、もう無いみたいね。次の階にあるといいんだけれど。」
船旅の間に新たに習得した魔法の効果を戦闘中に確認しながら、次の階に進む。
「クリフトの、ザラキってったか。……地味だが、怖えな」
「そうでしょうか。魔物に苦痛の少ない死を与えられるということで、良い魔法だと思うのですが」
「そういう考え方もあるか」
「それよりも、ミネアさんの覚えられたフバーハは凄いものですね。全員を炎や吹雪から守ることができるとは。回復の手間も減りますし、助かりますわ」
「そうですね。装備品で軽減できる人も限られますし、アリーナのように簡単に避けるわけにもいきませんし。役に立てる場面は多そうです」
「ユウ殿のザメハには助かりました。気合いではどうにもならぬので、いっそ自分で自分を殴ろうかとも思っておりましたが」
「相当な強さで殴らないと効かなそうですよね……。よかったです、されなくて」
「お、来やがったな。あれ、使っていいか?」
「……船から降りたし。……いいん
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