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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十九話 目覚めの時
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までかしらね」
「ああ、そうだな」
ゆっくり近づいて来る二人。
そして、二人と軽く口づけをかわす。
しかし、この姿で遠坂と口づけをすると完全に大人と子供で少し気恥ずかしい。
「それと士郎。
あんた、こっちの時みたいにこの事件が終わったら姿を晦まそうなんて思ってないでしょうね」
さすが遠坂。
鋭い。
「いいあんたは一人じゃ死ぬまで進むような無茶しかしないんだから、絶対去ったりしちゃだめよ。
最後まであの子たちを信じて傍にいなさい。
わかった」
「ああ、わかった。
約束するよ」
元いた世界では遠坂達を巻き込まないために去り、破滅を迎えたんだから当然か。
「それじゃ、頑張りなさい」
「また会おうぞ」
俺が入ってきた扉から出ていく遠坂とアルト。
「ああ、またな。
ありがとう」
二人を見送る。
さあ、俺もそろそろいくとするか。
side out
幾度とぶつかり合い闇の書と向かい合うなのは。
「一つ覚えの砲撃、通ると思ってか」
「通す!」
なのはの言葉に応えるように
「A. C. S., standby.」
レインジングハートから桃色の翼が展開される。
「レイジングハートが力をくれてる。
泣いてる子を救ってあげてって。
だから通してみせる。
アクセルチャージャー起動、ストライクフレーム」
「Open.」
レイジングハートの先端から高密度の魔力で編まれた刃が具現化する。
「エクセリオンバスターA.C.S―――ドライブ!」
膨大な魔力を推進力に闇の書に向かって突撃をするなのは。
だがいくら速くとも正面からの突撃。
闇の書はシールドを張り、なのはの突撃を正面から受け止める。
だが
「なにっ!」
今までの砲撃の様に弾けると思っていた闇の書だが、なのはの攻撃を弾くことは出来ず拮抗する。
魔力同士がぶつかり合い、火花を散らしながら闇の書は弾く事も出来ず、なのはも突き進む事が出来ない。
このまま拮抗が続けばやがて絶対的な魔力量で闇の書が押し勝つだろう。
「届いて!」
自らの願いを込め、さらに魔力を高めるなのは。
なのはの一念に魔力で編まれた刃の先端がわずかにシールドを突破する。
先端が抜けただけでは刃は闇の書に届く事はない。
だがなのはにとってはそれで充分であった。
「ブレイク―――」
刃の先端に集まる魔力
「まさか」
刃での攻撃ではなく、なのはの本当に狙いに目を丸くする闇の書
「―――シュート!!!」
なのはの渾身の砲撃が放たれた。
シールドを抜いてのゼロ距
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