第5話
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」
高橋さん、ニヤニヤしながらそれを言うのはやめてくれないか? 明らかにこの現状を楽しもうとしているだろ!? とりあえず一樹を止めてくれ! このままだと、学校生活に支障が絶対に出る!
「く、クラスの風紀が・・・・・・」
委員長はショックを受けている。
「それじゃあ、ホットなネタをありがとよ! 渚!」
電話をしようと教室から出ようとする。大変だ・・・・・・これは少々手荒になっても止めるしかない。
「さて、まずは―――」
―バキ!
思わず魔力で強化したシャープペンシルと投擲して、ケータイの画面を貫通させた。
「ノォォォォォォォォォォッッ!! 俺のケータイがぁぁぁぁぁぁ!」
無残にシャープペンシルの突き刺さったケータイを掲げる。これで情報のこいつからの情報の流出は防がれた。あとは口を開かないようにするだけ。
「一樹・・・・・・・少し、O☆HA☆NA☆SHI・・・・・・しようか?」
「へ? あっ、ちょっと! 渚! どこに連れて行くんだ!?」
一樹の襟首を持ち、引きずって教室から出た。
「ふむ。いつこれを使うか予定を決めようと思ったのだが・・・・・・」
僕が去った後にゼノヴィアがそうつぶやいたらしい。高橋さんから教えてもらった。
このあと、校舎裏から男の悲鳴が響き渡ったのを、全校生徒が聞いたようだ。
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お昼休みになった。授業参観はつつがなく終了している。
「よくできているわね」
リアス先輩が手にしているのは、粘土で作られた全裸のアーシアさんだ。作成したのはもちろん兄さんである。作られた本人は顔を紅くしている。
「あらあら、本当によくできていますわ」
朱乃先輩もアーシアさんの像の出来映えを見ている。
「それにしても、そんなのいつ作ったんだい?」
僕の知る限りでは兄さんがそんなものを作っている様子はなかったはずなんだが?
「ああ、さっきの授業で作ったんだ。英語の授業だったんだんだけど、教師がわけのわからんことを言い出して工作の授業になった」
その教師に何が起こったのだろう? 英語の教師から工作の教師になったのだろうか? まあ、僕のクラスは音楽で、各自自由に作詞してくださいとのことだったので、前世の有名な曲を書いた。最終的に歌うことになるとは思わなかったけど。
「そう言えば、部長。サーゼクス様はいらっしゃったんですか?」
兄さんがリアス先輩に問いかける。サーゼクスさんは気安く読んでほしいみたいなので、兄さんにそう呼ぶように言っていた。
「ええ、父も一緒に来たわ」
リアス先輩のお父さんか・
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