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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十四話〜闇の欠片
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e アインハルト


やられる、と思った時、私が見たのは魔力弾を避ける女性の姿だった。
その隙をついて鎖付きの杭の拘束を破る。
半ば無理やり拘束から逃れたため、ダメージは大きかったが、動けない程ではない。


「大丈夫ですか〜?」


どこか呑気な声で此方に問いかけて来るのはティオの作成者の一人、八神はやて司令。


「助かりました。ありがとうございます」
「ええんよ。それより、あの人、何であなたに襲いかかってるんや?」
「私にも理由は解りません」


此方が会話を続けていると、バイザーの女性が初めて口を開いた。


「獲物が増えましたか……まあ関係ありませんね。貴女達では私には勝てない」
「そんなこと、やってみなければ分かりません」
「威勢が良いですね。ですが……」


その瞬間、またあの杭が飛んで来た。
今度はかなりの速さで。


「くぅ……」


咄嗟に防御魔法で防ぐも、一撃がかなり重い。


「今のを防ぎますか。それならば……ッ」


再び攻撃体制に入った女性がいきなり後ろに飛ぶ。
すると先程まで女性が居た場所にチェーンバインドと砲撃が飛んで来た。


「はやてちゃん!援護に来たよ!」
「はやて、お待たせ!!」


現れたのはヴィヴィオさんのお母様とユーノ司書長だった。だが、やはり小さい。


「4対1、ですか。少し分が悪いですね。ですが……関係ありません。この子の前では、ね」


そう言った女性の前に現れたのは、ペガサスだった。


「ペガサス!?次元世界でも滅多に見ないのに……」
「ふふふ。私の宝具『騎英の手綱(ベルレフォーン)』の力ですよ。」


ユーノ司書長の驚きに対して女性は自身の宝具?というものの力だと答えた。


「おっと。しゃべりすぎてしまいましたね。まああなた達はここで私に倒されるのだから別に構いませんが」


彼女のあまりにもこちらを見下した発言に対して私は強く言い返す。


「やってみなければわかりません」
「……無駄な足掻きを。散りなさい」


突っ込んで来るペガサスを迎え撃とうとした私だが、呆気なく吹き飛ばされる。
それに、私だけではなく皆吹き飛ばされていた。


「なんて、威力……」
「強い…」


はやてさんが援軍要請をしているようだが、はたして援軍がつくまで耐えられるのだろうか。


「ふふ、どうですか?かなわないでしょう?」


その通りだ。実力差がありすぎる。


「それでも、諦めないよ!!」


しかし、ヴィヴィオさんのお母様は諦めない。圧倒的な力の前でも。勝てる可能性がほとんどなくても。


「……それでこそ、私のママ
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