第十話 駆けつける龍達!結成!黄金のJr
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み込む。視界を遮られた闇闘士は澪の姿を捕えようとするが、捕えられない。
すると
「やああ!!」
澪が背後から飛び掛かり拳を浴びせると闇闘士は間もなく沈んでしまう。
「次!」
澪がさっさと次の対戦相手を求めるが闇闘士の残り二人は呟いた。
「やろ・・・」
「まぁまて・・・どうも奴は勝負を焦っている・・・なら時間をかけてジワジワとそれを探るとしようぜ」
「よし!」
闇闘士が澪に向かって構えると、澪が一撃必殺の奇襲をしかけるが先程までの闇闘士とは違い澪の攻撃をねじ伏せようとはせずに回避を繰り出した。
突然の事に澪は焦って立ち向かうが闇闘士は回避の一手で澪の攻撃を避け続ける。
「くそ!」
「慌てなさんな・・・無制限の試合時間だ・・・ゆっくり楽しもうぜ」
「ちぃ!!」
何やら焦って澪がジャブを繰り出すが何処か慌てている。
すると
「く!・・・う!!」
突然胸を押さえて苦しみ始める澪。片膝をついてしまうと闇闘士はあざ笑った。
「なるほど・・・そういう事か・・・んじゃ・・・寝てろ!!」
闇闘士が澪に向かって襲い掛かると澪は苦し紛れのカウンターパンチを浴びせて闇闘士を撃墜した。
「はぁ・・・はぁ・・はぁあ!!」
コーナーに戻る澪は次の対戦相手を纏うとするがその身体は限界に近づいていた。
(ダメだ・・・鋼鉄聖衣の身体能力があっても私の身体は普通の人間・・・聖衣の急激な身体能力強化に耐えられるはずがない・・・たとえ次の相手と戦えたとしても・・・勝てる自信が無い)
次のゴングがなろうとした瞬間。澪の身体を一枚の白い布が包み込んだ。
それを出したのは・・・
「虎?」
「待たせたな・・・ミヨ・・・」
ズタボロで医務室で寝ていたはずの大河が澪の身体を包んでいた物。
それは
「旗?」
「これはな・・・『誓いの旗』だ!」
「え?」
澪が旗を見るとそこには3つの名『高嶺大河』『ミオ』『香取岩鉄』の名が書かれていた。
「ズタボロで寝てる鉄と一緒に作ったんだ・・・志を一つに戦うってな・・・」
大河のその言葉を聞いた澪はフッと笑った。
「全く・・・合理性の無い話を・・・」
「後は俺に任せろ・・・次の相手は」
「・・・引っ込んでて」
「むが?」
交代してリングに上がろうとする誓いの旗とはずして大河を押しのける澪。その行為に目を白黒させる大河。
「私の試合よ・・・私がケリを付ける・・・」
「けどお前の身体は!」
「その合理性の無い旗がもう一試合分の元気をくれた」
そう言って鋼鉄聖衣のまま最後の闇闘士と対峙する澪。
「へ・・・へへ!変わってもらえ
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