五月の犠牲者
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になってはいるが触れていない。
「それでは各自移動。学研会当日は朝早くに風紀委員会本部に集合。そしてレポートを提出。以上。」
私はみんなにも向かって言っているが、私自身にも言い聞かせている。
そして私たちは各自対象者の住む区間に向かっていった。
第7学区 風紀委員会075支部担当区域。
通称『ブラックタウン』。
此所は能力が開花したが、成長しなかったために諦めてしまった人たちが住むところ。
ここに絹旗最愛が住んでいると思われる。
絹旗最愛が住んでいると思われるのは此処から少し歩いたところにある街の一角である。
そして住んでいると思われるのは家の近くを歩いていると彼女が待っているのが見えた。
「お出迎えなんて嬉しくて涙が出ちゃうよ。」
もちろん涙なんて出てはいない。
「やはりあなたが超来ましたか。超予想通りの展開でビックリです。」
「そんなことないでしょ。ビックリなんてしてないんだから。」
そう言えば、
「あなたと二人きりになるのはあの実験以来ですね。そうでしょモルモットちゃん♪。」
「超やめてください。超似合いません。」
「そう。ならこっちはどうかな?」
私は声のトーンを調整して
「最愛ちゃん。久しぶりだね。元気だったかな?」
「その人の真似は超よしてください。監視者であっても超殺しますよ。」
「それは残念だよ。毎日ご飯をつくってあげた私を殺すなんて。最愛ちゃんは恐ろしい子に育っちゃったんだね。」
「お願いですからその声で超話さないでください。優しいあのおばさんの声で超話さないでください。」
なんだー。
この子はこの声で話す私のことをおばさんだと思っていたんだ。
ショックだな〜。
「おばさんじゃないよ。それより最愛ちゃん。今日は何が食べたいのかな?」
「えっ?それじゃあ超ハンバーグでお願いします。」
「それじゃあなかに入らせてもらうわね。」
「えっ?あっ!ちょっと。」
私は勝手になかにはいるとリビングを目指して歩いた。
「キッチンは超こっちです。」
廊下を歩いていると私にキッチンの場所を教えてくれた。
「最愛ちゃん。ありがと。」
私は教えられてところに行ってすぐに料理を始めた。
「はい。出来たわよ。」
「味が違ったら超殴ります。」
そう言いながらハンバーグを口に運んでいった。
すると絹旗はフォークをおき
「超認めたくなかったのに。どおしてあなたが私に超優しくしたんですか!?」
「私が昔言ったこと覚えてる?」
「昔言ったこと?」
それは「いつか私と家族になってちょうだい。」だった。
それにたいして絹旗は了承していた。
しかし実際は絹旗をモルモットとして研究を進めた私。
さて、絹旗はどうるするのかな?
「約束は約束ですの
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