2章 これが「異能者、無能者の会」
第十三話「極悪な教師」
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」
鬼…。あんたそれでも教師かよ。虐待ってレベルじゃねぇぞ?
メル
「ねぇ…何してるの?」
シィラ
「何?これは。」
気がつくと僕ら三人の前に、メルとシィラがそこにいた。いつからいたのか。それとも最初からいたのか。
シャイン
「いやぁ…それがね…。」
ユウタ
「…。まぁ見なかったことにしてくれ。」
いや、それは無理があるだろ。あんなの見られちゃ忘れようもないだろう。しかも周りがかなり散らかってる…というより蹴散らしたと言った方が正しいか。
メル
「はぁ…また派手にやったわね。どうするのよ?いくつか破損してるけど…。」
シィラ
「そうね…治りそうなもの・・・なさそうね。 ところで誰が責任取るのかしらね?」
ギクッ…。
急に背筋が凍りついた。これは・・・アカン・・・。
ユウタもそれを思ったのか一人だけ免れようとした。
ユウタ
「俺はなにもしてませーん?よって俺は無関係?」
シャイン
「おぃ?お前?」
すぐに逃げ出そうとするユウタを僕は逃さないと言わんばかりに襟を掴み上げた。
ユウタ
「ちょ、離してくださいよ?それに、先輩が責任を取ることはないですよ?なんせ異能者ですし。」
シャイン
「ん、あぁ。そうか。悪いな。」
僕はその言葉に安心し、ユウタを、離すことにした。そうか…よかった。僕が責任を負うことはないんだ。はぁ…。と…なると?
全員が顧問に視線の先を向ける。
国語の教師
「…。ま、まぁ…みんな。今日呼んだのは他でもない。重大な知らせがあるからなんだ。」
うん。この人だね。話を逸らそうとしてるけど…どのみちこの人アウトだわ。世間的にも人間的にも…。
メル
「はぁ…仕方ないわ。とりあえず話だけでも聞きましょう。」
シィラ
「そうね…どのみち責任を負うのは先生ですし…。」
まぁ…当然の報いだよな。以前もこの人の問題に振り回されたことはあるが、今回ばかりは勘弁といったところだ。
国語の教師
「ま、まぁそう言わずにさ…な?話を聞いてからでも遅くはないだろ?な?」
ユウタ
「いや、もうアウトじゃないですかね。」
シャイン
「異議なし。」
結局、先生のくだらない話を何時間か聞かされるハメになり…部活は終わる。重大な話?そんなものは微塵もなかったね。ホントあの人顧問かよ…。はぁ…。先が思いやられる。
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