第九話 現れた黒幕
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「え?」
なのはは重い口を開いた。
「私ね・・・ちっちゃい頃お父さんが事故でベッドから出れないときがあって・・・喫茶店も始めたばっかりだったら今みたいに人気無くてお母さんとお兄ちゃんは今より大変で・・・お姉ちゃんはお父さんの看病で・・・だから私・・・わりと最近まで家で一人で居る事が多かったの・・・あ!一人じゃなかった」
「え?」
「一文字さんが遊びに来てくれたの?」
「一文字さんが?」
「うん・・・一文字さん翠屋でコーヒー飲んでるときにねお母さんから私の事聞いたんだって・・・最初は変な人だと思ってたけど・・・いつも会いに来てくれるうちに段々警戒心無くなっちゃって・・・」
「なんか・・一文字さんらしいといえばらしいね・・・」
「いろんな場所のお話聞かせてくれたな〜南アメリカとかヨーロッパとか・・・たまに英語教えてもらった・・・と言っても遊び会話くらいだけど」
「え?一文字さん英語出来るの?」
「うん一文字さん5ヶ国語くらい話せるみたいだよ」
「へ〜意外」
一文字のことを話そうとしたユーノだが
(なのはちゃんには俺が改造人間だって黙っててくれないか)
一文字の言葉が蘇りユーノは話すのを止めた。
(一文字さん・・・平気そうな顔してたけど・・・やっぱり人間じゃないことにコンプレックスがあるんだ・・・)
「そういえば私ユーノ君の家族のこととかあんまり知らないね」
「うん・・・僕は元々一人だったから」
「え?そうだったの?」
「両親は居なかったんだけど部族のみんなに育ててもらったから・・・スクライアの一族みんなが僕の家族」
「そっか・・・ユーノ君いろいろ片付けたらもっとたくさんお話しようね・・・」
「うん・・色々片付いたらね」
「おっ青春してるね〜」
「いいい一文字さん!!」
突如逢われた一文字にあたふたしているなのはとユーノ。
そのとき警報が鳴り響いた。
『エマージェンシー!エマージェンシー!!』
「これって!!」
「行くぞ!!」
なのは達はブリッジに急いだ。
「なんだこれは・・・あんなことしたらあの子の身体がもたない!!」
一文字が見ているのはフェイトが魔力でジュエルシードを強制発動させ海から出すという作戦だった。
「く!無謀すぎる・・・」
「フェイトちゃん!!あの・・・私・・急いで現場で!!」
「心配するな・・・放っておいても彼女は自滅する・・・」
「え!」
なのはの思考が止まってしまった。自滅。一人の少女を破滅に追いやろうとしているクロノの行動が信じられなかった。
「なんだと・・・」
一文字はクロノの言葉が気に入らなかった。
「私た
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