暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0415話
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のを前提として書類等を揃えさせて貰いますのでこれで失礼しますね。……明日の試合、楽しみにしています」

 そう言って去っていくリュボースの背を見送り、ドサリと選手控え室にあるベンチへと腰を下ろす。
 リュボースに言ったのは間違いではない。実際、この身体に残っているダメージは相当なものなのは確かなのだ。

「こういう時には魔法球を買っておいて良かったと心底感じるな」

 何しろ魔法球の中で2日過ごしても外では1時間しか経っていないのだ。
 まぁ、普通の人間なら魔法球で時を過ごした分余計に歳を取るんだろうが。身近な例で言えば高畑だな。エヴァに聞いた所によると、高畑の実際の年齢はまだ30歳くらいらしい。だが、魔法球で過ごした年齢を考えると40歳……とまでは行かないが、それに近く見える。
 だが、正直混沌精霊と化した俺は実質的に不老の存在と化しているのが何となく感覚的に理解出来る。……と言うか、そもそも10歳、15歳、20歳と自由に外見年齢を変えられる以上は年齢というのが殆ど意味のないものになっていたりするのだが。

「……まずは宿に戻って魔法球の中で回復に努めるか。ネギ達も恐らく準決勝を片付けたら最後の追い込みに入るだろうからな」

 そう呟いたその時、選手控え室のドアがノックされる。

「ちょっといいか?」

 入って来たのは魔法世界で宮崎を保護していたトレジャーハンター4人組のリーダー格であるクレイグだ。何やら巨大なバッグのような物を持ち、どこか恐る恐るといった様子で部屋の中へと入ってくる。当然その後にはお仲間の3人もいるが。

「ああ、構わない。どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもねーよ! ほら、これ!」

 持っていたバッグを床へと下ろす。そこには大量のドラクマが。なるほど、俺とラカンの賭けの結果か。

「正直、こんな大金を持ち歩くとかもう勘弁して欲しいんだが……」
「くっくっく。まぁ、オッズ的には俺が勝つなんて大穴もいい所だったからな。幾らになった?」
「ざっと160万ドラクマ。人の目が怖い怖い」
「……ほう。それはまた随分と増えたな。やはりオッズはざっと3倍か」
「相手があのジャック・ラカンだからな。紅き翼の活躍を知ってる奴にしてみればどっちが勝つかなんてこの魔法世界の住人なら予想するまでもない鉄板だったんだろうよ」
「まぁ、ラカンの強さを思えばそれも無理はないだろうがな。それよりもこれからネギの試合に賭けに行こうかと思うんだが、お前達はどうする?」

 さらりと出たその言葉に、顔を引き攣らせるクレイグ達4人。

「まだ賭けるつもりなのか!?」
「やめておいた方がいいと思うけどねぇ」

 クレイグの隣にいたもう1人の男、クリスティンがそう告げてくる。

「そうね、私もそっち
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