ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その二
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織斑先生に遅れているグループをみるように言われた山田先生はこの場から去っていった。
山田先生が名残惜しそうな表情をしていたように見えたのは、きっと気のせいだろう。
ほっと一息と言いたいところだったが、のほほんさんが俺に声を掛けてくる。
「ねえねえー、アーサーくんー。あれやって〜」
のほほんさんが指差す方向を見れば、一夏が女子をお姫さま抱っこしてISまで運んであげていた。
それを見た後、のほほんさんを見ると顔には期待に満ちた満面の笑み。
しかも、なぜか俺はグループの女子から注目を集めていた。
俺は仕方なくISを展開すると、のほほんさんをそっと抱え上げると、リヴァイブまで運んであげた。
のほほんさんはかなりはしゃいでいたが、そんなにいいもんか? お姫さま抱っこって。
周りからはこんな声が聞こえてくる。
「ズルイ」
「いいなあ」
「次はわたし」
「わたしも男子のグループになりたかった」
「むしろ、わたしは女子の方がいい」
「デュノアくん、わたしにもあれやって」
といった具合。
こんなことが三年も続くのか、俺はこの学園生活を耐える事が出来るだろうか……と本気で不安になった。
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