マジカル☆ウィッチルフェイちゃん、等価交換を無視する!
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顔をあげると、辺りは真っ暗になり、ランプを付けた状態で黒歌と白音を膝に乗せたベルちゃんが恨めしそうにこちらを見ていました。机の上には食べ散らかされてお菓子がありますが、足りていないようです。
「何を食べたいのですか?」
「カレーライス!」
「あれは美味しくて好きにゃ」
「にゃあ」
「じゃあ、カレーライスにしましょう」
私は錬金釜に向かい、火を入れます。
「ちょっ、ルフェイ、それで作る気なの!」
「ええ。玉ねぎ、にんじん、じゃがいも……」
ルーの材料も全部叩き入れてぐるぐると混ぜます。魔力を流し込んで光ったらお皿を投入し、しばらくすると底にはカレーライスがありました。まさか、錬金釜で料理を作れるというのは恐ろしいですね。味はいいですし、特殊効果もついています。むしろ、錬金術で料理するなんて誰が考えたのか……私達はどちらかといえば漫画でいえば国家錬金術師の方ですしね。
「はい、どうぞ。っていうか、猫に玉ねぎはダメだった気が……」
「悪魔だから平気にゃ」
「そうですか」
「ほら、早く食べよ!」
「はいはい」
お食事をした後、お湯で身体を洗うだけだったのでベルちゃんと洗いっ子をします。既に女の子として、平気ですよ。もちろん、黒歌達もしっかりと洗いますが。最後に浄化で綺麗さっぱりです。
「というか、浄化で解決だよね!」
「ベルちゃん、様式美ですよ」
空いているベットの一つに2人と2匹で入って寝ました。次の日は黒猫の散歩道に行きました。そこには赤い髪の毛をポニーテールにしたお姉さんが居ました。
「お、昨日の子ね」
「えっと、誰ですか?」
「私はメリエッタよ」
「ルフェイが本に集中している間に来たのよ」
「ああ、そうでしたか。私はルフェイ・ペンドラゴンです。どうぞ、よろしくお願いしますね」
「ええ、こちらこそ」
それから、挨拶をしたあと、色々と必要そうな物を買っていきます。こちらの錬金術も素材=完成品の等価交換が基本ですので、素材は必要です。まあ、等価交換を無視する事も出来るんですけどね。その分、魔力を取られますが。そちら関係は私達の錬金術の方が優位ですね。汎用性では負けていますが。
「それにしても、困ったわね」
「どうしたの?」
「いえ、アーシャちゃんにお薬を頼もうと思ったのよ。それも大急ぎで。ほら、こないだスラグの暴走事件があったじゃない。それで薬の注文が殺到しているのよ」
「なら、ルフェイが作ったら? 薬ぐらい作れるでしょ?」
「まあ、確かに作れますが……」
「なら、お願いできないかしら? 報酬はちゃんと支払うから……」
「分かりました。報酬はお金でお願いします。こちらのお
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