TURN93 怪獣軍団その四
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「あの娘がいるって丸分かりだぞ」
「はい、これでは」
「集中攻撃を受けるぞ、あの娘がやられたらな」
「怪獣達の統制が取れなくなります」
そしてだというのだ。
「怪獣達の戦力がなくなります」
「まずいな」
イギリスはパルプナの暴走に危機を感じた、そして実際に。
東郷は怪獣達を見て言った。
「よし、あれだな」
「あの先頭を進む怪獣群がですね」
「操者がいるな」
「間違いなくですね」
秋山もそう見抜いた。
「あれだけ急速に来ているとなると」
「そうだな、ではだ」
「あの群を倒せばですね」
「怪獣達は無力化する」
そしてだった。
「操者も救われるな」
「そうなりますね」
「ではだ」
東郷は大和を動かした、そして。
その主砲をパルプナ達に向けて命じた。
「よし、主砲一斉発射だ」
「あの群にですね」
「そうだ、それで倒せなければ鉄鋼弾も使う」
そしてだというのだ。
「あの群を倒せばここでの戦いは大体終わる」
「それでは」
大和ともう一隻の戦艦武蔵が動く、そして。
その主砲を突撃して来る怪獣群に向けて東郷が命じた。
「主砲一斉発射」
「主砲一斉発射!」
艦長が復唱する、それを受けて。
二隻の大和級戦艦の主砲から光の矢が放たれてだった。
怪獣群を撃つ、それを受けて。
怪獣達は全て動きを止めた。そしてパルプナも。
「おい、大丈夫か!」
「は、はい」
イギリスが咄嗟に通信を入れた、返事はあった。
「大丈夫です」
「だから無理するなって言ったんだよ」
「すいません」
「生きてるな、それじゃあな」
後方に下がれ、そう言おうとしたところで。
パルプナは苦しい顔でモニターからイギリスに言った。
「怪獣達が動けません」
「後方に下がれないのかよ」
「はい・・・・・・」
苦い顔での言葉だった。
「今は」
「わかった、じゃあそこにいてくれ」
ここでも無理をするなと言うのだ。
「そうしてくれ」
「すいません、本当に」
「謝る必要はないさ」
それはいいというのだ。
「そこで留まってくれ、戦いが終わったら助けに行くからな」
「わかりました」
こうして何とか無事だったパルプナは今はその場でいることになった、そしてそのうえでだった。
エイリス軍は枢軸軍との戦闘を続けた、モンゴメリー達はその側面を衝こうとした、だが。
その彼等にもだった、枢軸軍は攻撃を仕掛けた。
「そら、来ると思ってたぜ!」
「全艦魚雷発射!」
田中とエルミーの潜水艦艦隊が彼等が来たところで魚雷を放った、それで敵の先頭の動きを封じてからだった。
枢軸軍は正面のエイリス軍左翼に艦載機とビームを浴びせてから機動力を活かして自分達の側面に来たエイリス軍中軍に鉄鋼弾
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